2011年09月10日

ローン計算で住宅資金計画を考える?

菊池建設の<< ゴウ >>こと 糠谷 です。

今日はみなさんの住宅建築の際に、極めて重要な資金計画の参考になればと思い、ローン計算について簡単な情報というかツールの紹介です。

このブログをご覧の方々ならば、パソコンを使える環境にあると思います。そこでエクセルの財務関数を利用して簡単なローン計算をご紹介しましょう。
住宅ローンを組む場合、まずいったいいくら借りれるのかが気になりますが、こればかりはその方の収入や資産等によるところが大きく、パソコンで計算というのはやっかいなので、いくらか借りた場合のお話です。

そういう訳で、ある額をある期間借りた場合の月々の返済額がいくらになるのか! 毎月の資金計画です。
このとき使用する財務関数が 「PMT」(ペイメントといいます) です。
 PMT のヘルプを見ると 「目的の投資に必要な定期支払額を返す」とあります。財務関係の人でもなければ「なんのこっちゃ、さっぱりわからん!」ですよね。
簡単にいえば、目的の金額を貯めるあるいは返すのに、定期的にいくら払えばいいのか計算する関数です。

では 2000万円 を 年利3% で 30年ローン を組んだ場合を計算してみましょう。
まずはエクセルのセルに下表のように入力してみて下さい。
BCDE
2 年利 3% 毎月返済額 =PMT(C2/12,C3*12,C4)
3 借入期間(年) 30 総返済額 =E2*C3*12
4 借入金額 20,000,000


 PMT の変数は PMT(金利,期間,総額) となっています。
・金利 : 普通は年利で表すので月利にするため12で割ります。
・期間 : 同じく年間で表すので月数にするため12を掛けます。
・総額 : ここでは希望借入金額が入ります。
参考に セルE3 で総返済額を求めるようにしました。(月々返済額*総返済月数)
このとき、セルC2の表示形式はパーセンテージとして下さい。

どうでしょう セル E2 には -84,321 セルE3 には -30,355,490 と表示されたと思います(マイナス表示になるのは借入の場合の財務概念からのようですが、気持ち悪いので私はいつも -PMT() または 総額をマイナス としています)。
年利、借入期間、借入金額を変えてみて、いろいろなケースをシュミレーションできます。

 結果にため息をつかないで下さいよ。特に総返済額!  がんばりましょう。(^-^)

また、
・CUMPRINC() (キュームプリンク関数) ローンの残高を求める
・PV() (プレゼントバリュー関数) 月々の返済額や返済期間を決めて総借入金額を求める

というようにエクセルの財務関数を使うと、ご自宅でたいがいのローン計算はできてしまいます。あなたも挑戦してみてはいかがでしょうか?

少し長くなりましたが 糠谷 でした
  


Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』 at 13:09Comments(0)ゴウ