2013年03月07日
アドバルーンは何故消えたのか?
こんにちは。菊池建設の sugar です。
日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。
今日のテーマは「アドバルーンは何故消えたのか?」です。
先日、海外ニュースでエジプトの観光旅行で気球が落下する事故がありました。
以前、アフリカへ旅行した折にまったく同じ気球に乗ったことのある私はとても人ごととは思えませんでした。
本来は、気球体験というのは、たいへん高いところまで上昇しますので、まるで上空から地図を見ているような気持ちの良いアトラクションなんです。
上空からヌーの大群がドドドドドーッと移動する様を見ていてワクワクしたものでした。
当時はあまり危険だということは深く考えず、そのスリリングな体験に胸を躍らせていたのですが、でも考えてみれば気体を袋に貯めガスバーナーで熱しながら操縦するわけですから危険と隣り合わせの乗り物なんですよね。
さて、その気球ではありませんが、私が子供の頃はどこかのお店が新規開店などした時にアドバルーンというものが空高く上がっていたものでした。
が、最近あまりアドバルーンって見なくなったと思いませんか?

なんとなく、なんでだろうなぁと思っていましたが、考えてみれば不思議です。
で、調べてみました。
全国的なデパートに尋ねてみましたが、アドバルーンを揚げなくなった正確な時期や理由は不明だとのことでした。
例えば「三越」の場合、「止めたのは確か30年ほど前でしょうか。理由ははっきりしたことはわかりませんが、近隣の建物が高層化して目立たなくなったことや、広告手段が多様化してアドバルーンの必要性が無くなったからでしょう。」
アドバルーンは、悪天候だと揚げられません。
また、常になにかあってはいけないというので見張り役が必要なんです。
だから、人件費が意外にかかるんですね。
加えて、その後アドバルーンの料金が2倍近くに跳ね上がったことも影響していると思われます。
この値上がりの原因はアドバルーンの中身のガスです。
引火の危険がある水素に代わり、高価なヘリウムガスが主流になったのです。
それでも三十数年前までは都心でもまだアドバルーンはけっこうありました。
「そごう」で何百本も揚げたこともあるそうです。
これが本格的に激減したのはなんといってもバブル崩壊後です。
企業が宣伝費を削り、店舗や施設の新規開店自体が減ってしまったからです。
これ以降絶滅への一途をたどったわけですが、どっこい絶滅したわけではありません。
最近では郊外のパチンコ店がアドバルーンを揚げるケースが少しずつ増えて来ているんだそうです。
また、マンションの売り出しなどでもアドバルーンを揚げるケースが増えているそうです。
最近では芸能界や政界で、イメージアップを図って、世間がアッと言うような発言を意識的にすることを「アドバルーン揚げる」と言いますが、そんな発言に振り回されないようにしないといけませんね。
(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。
今日のテーマは「アドバルーンは何故消えたのか?」です。
先日、海外ニュースでエジプトの観光旅行で気球が落下する事故がありました。
以前、アフリカへ旅行した折にまったく同じ気球に乗ったことのある私はとても人ごととは思えませんでした。
本来は、気球体験というのは、たいへん高いところまで上昇しますので、まるで上空から地図を見ているような気持ちの良いアトラクションなんです。
上空からヌーの大群がドドドドドーッと移動する様を見ていてワクワクしたものでした。
当時はあまり危険だということは深く考えず、そのスリリングな体験に胸を躍らせていたのですが、でも考えてみれば気体を袋に貯めガスバーナーで熱しながら操縦するわけですから危険と隣り合わせの乗り物なんですよね。
さて、その気球ではありませんが、私が子供の頃はどこかのお店が新規開店などした時にアドバルーンというものが空高く上がっていたものでした。
が、最近あまりアドバルーンって見なくなったと思いませんか?

なんとなく、なんでだろうなぁと思っていましたが、考えてみれば不思議です。
で、調べてみました。
全国的なデパートに尋ねてみましたが、アドバルーンを揚げなくなった正確な時期や理由は不明だとのことでした。
例えば「三越」の場合、「止めたのは確か30年ほど前でしょうか。理由ははっきりしたことはわかりませんが、近隣の建物が高層化して目立たなくなったことや、広告手段が多様化してアドバルーンの必要性が無くなったからでしょう。」
アドバルーンは、悪天候だと揚げられません。
また、常になにかあってはいけないというので見張り役が必要なんです。
だから、人件費が意外にかかるんですね。
加えて、その後アドバルーンの料金が2倍近くに跳ね上がったことも影響していると思われます。
この値上がりの原因はアドバルーンの中身のガスです。
引火の危険がある水素に代わり、高価なヘリウムガスが主流になったのです。
それでも三十数年前までは都心でもまだアドバルーンはけっこうありました。
「そごう」で何百本も揚げたこともあるそうです。
これが本格的に激減したのはなんといってもバブル崩壊後です。
企業が宣伝費を削り、店舗や施設の新規開店自体が減ってしまったからです。
これ以降絶滅への一途をたどったわけですが、どっこい絶滅したわけではありません。
最近では郊外のパチンコ店がアドバルーンを揚げるケースが少しずつ増えて来ているんだそうです。
また、マンションの売り出しなどでもアドバルーンを揚げるケースが増えているそうです。
最近では芸能界や政界で、イメージアップを図って、世間がアッと言うような発言を意識的にすることを「アドバルーン揚げる」と言いますが、そんな発言に振り回されないようにしないといけませんね。
(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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