2013年09月23日

イメージチェンジできたかな?

こんにちは。菊池建設の sugar です。




今日は静岡展示場のモデルハウス前の広場の改善作業をしました。

モデルハウス前は広いスペースになっており、「コンクリートの洗い出し」に仕上げてあります。
その「コンクリートの洗い出し」には3本のスリット部分があって、アクセントに「玉竜」を並べて植えてあったのです。
ところが、最近いくつかの株が枯れてしまい、歯抜けのようになっていました。
見栄えがよろしくないので以前から気になっていてなんとか改善しなくては・・・と思っていたのですが、やるとなったらかなり時間がかかりそうな作業なので時期を見図らっていたのです。



で、今日は風はかなり強かったものの天気がよく、展示場の当番日でもあったので、時期到来とみて着手することにしたのです。
最初は「玉竜」が枯れて抜けてしまった箇所に新たに「玉竜」を買って来て植えようと思っていました。
しかし、残っていた「玉竜」もあまり元気ではなく、遠くない将来枯れていまいそうでした。
なので、イメージチェンジという意味も込めて、思い切って「玉竜」は全て撤去して、そこに白い御影石の小ぶりの砕石を「枯山水」風に敷き詰めることにしたのです。

ちなみに、ガーデニングを趣味にされている方には常識かもしれませんが、意外に知られていないのが「玉竜」と「竜のヒゲ」の違い!
同じものの異称だと思っている方も多いのですが、実はこれらは別物です。
野生に生えているのが「竜のヒゲ」で葉が長いし、見た目ふさふさしてます。葉の長さは長いものだと30cmくらいはあります。
この「竜のヒゲ」を園芸用に品種改良して矮小化したものが「玉竜」です。こちらは葉の長さは7~8cmと短く、あまり草丈も高くなりません。
たいてい庭園などに用いられているのはこの「玉竜」の方です。
それに「竜のヒゲ」は野生種だけあって雑草には強いですが、「玉竜」は、スギナ・ドクダミ・カタバミなど雑草が混入すればすぐ負けます。
ただ、この「玉竜」のことを俗称として「竜のヒゲ」と呼ぶこともあるので、両者が混同されがちなのです。


 < 玉竜 >












 < 竜のヒゲ >









さてさて・・・
スペース的には10cmほどの幅なのですが長さが3mほどです。これが2本。(残りの1本はまだ「玉竜」が元気ですのでそのままとしました)
最初はたいした作業ではないかなと思って始めてみたのです。ところが、なかなかの難作業でした。
このスペースには元々「玉竜」が根付くように20cmほど土が入れてあったのですが、ここが根っこの巣窟になっていたのです。
というのも、当の「玉竜」の根っこの他に細かな雑草の根っこが絡みついており、まるでもやしの栽培工場の様子であることが掘ってみてわかったのです。

しかも、ご丁寧にも水はけをよくするため、砂利層もあり、根っこを掘り出す作業を進める内に、土と砂利が混ざってしまう結果に・・・
これではいくら「玉竜」を抜いてもそのまま砕石を敷き詰めても、根っこのかけらや砂利が混じってしまい、綺麗には仕上がりません。
そこで、一念発起。
バケツとフルイとシャベルを用意して、全ての土(根っこのかけらと砂利混じりの)を掻き出してフルイに掛け、細かい根っこと砂利と土に分別することにしました。
砂利と土をフルイで分けるのですが、この時、砂利と根っこがフルイに残ります。
ここで、この両者が混じったものから手作業で根っこをより分けます。
さらに、バケツに溜まった土をより細かな目のフルイに再度掛けて、細かな根っことより分けて、キレイにします。
こうして、根っこと砂利と土とに分別しました。

そしたら、細かな根っこが出てくる出てくる・・・なんと作業全体でバケツ3杯分にもなりました。
もちろん、これは処分しました。

そしたら、掘り上がったスリット内部にまだ生えている細かな根っこを一つ一つ抜いて、この溝もキレイにします。
ここまでできたら、あとは砂利→細かな砂利→キレイな土の順で埋め戻します。

それがこの状態です。



最後に白御影石の小ぶりの砕石を敷き詰めて、作業完了!!


合計4時間の作業で、腰はかなり堪えましたが、出来上がりには大満足。


手前味噌ながら、なかなかの仕上がりとなりました。

これで、またお客様がたくさん来てくださるとうれしいなぁ~!



(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』 at 20:03Comments(0)sugar