2013年01月17日
ジーンズの小さなポケットって?
こんにちは。菊池建設の sugar です。
日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。
今日のテーマは「ジーンズの小さなポケットってなんのためか?」です。
ジーンズの右前ポケットの中に小さなポケットがありますでしょ?

あれっていったい何なのか?
何のためのポケットなのか?
ずっと疑問に思っていました。
で、調べてみました。
まず何人かの友人たちに訊いてみたのですが、誰も正式な由来は知らなかったものの、実際の使い道としては小銭や切符などを入れるという回答が多かったのです。
実はこれ、正式には「コインポケット」といい、まさに小銭入れなのです。
しかし、元々は「ウォッチポケット」と言って懐中時計を入れるためのものだったのです。
20世紀前半に腕時計が普及し、コインポケットと名前を変えたのです。
ジーンズはその原型が生まれたのがおよそ135年前、アメリカ開拓時代です。
まだ、歴史が浅いためさまざまな誕生秘話がのこされています。
1870年頃、サンフランシスコ近郊の仕立て屋だったヤコブ・デービスが、木こりから頑丈なズボンの注文を受けて、荷馬車のカバーやテント用の生地で縫い、ポケットの両端が綻ばないようにリベット(金具)を打ち付けたのです。これがジーンズの始まりです。
このズボンが大ヒットし、3年後にデービスは生地仕入れ先業者と共同で特許を取得しました。
この業者が「リーバイス」で有名な「リーバイ・ストラウス社です。
この会社は素材を害虫やガラガラヘビ除けの効果があると言われるインディゴを染料に使ったデニムに徐々に変え、1886年には腰部に革製のパッチを付けました。
これは「破れたら交換します」と謳う保証書だったのです。
1890年代には名作「501」が誕生しました。
右前ポケットにウォッチポケットが付けられたのはこの時です。
さらに1905年、それまで右側だけだった尻ポケットが両側に付きました。

「リー」「ラングラー」などのブランドもこの頃誕生しました。
やっぱり僕は、個人的には「リーバイス」派ですね。
日本製ですが「EDWIN」も好きだったなぁ。
ちなみに、ジーンズにベルトループが付くのはもっと後の1922年でした。
それまでベルトループが無かったのはサスペンダーが主流だったからです。
ボタン留めだった前開きジッパーが採用されたのは1926年のことです。
(リーバイス「501」はその後もずっとボタン留めでしたけどね。)
このようにアメリカの象徴といわれるジーンズも、元はイタリア・ジェノバの水夫が穿くパンツの布地「ジェーヌ」(フランス語読み)が語源です。
それから、「デニム」もフランス・ニーム地方のサージ生地を表す「セルジュ・ドゥ・ニーム」が語源という説が有力だから面白いですよね。
なお、日本語の「Gパン」は「米兵(GI)のパンツ」が由来のようです。
Gパンといえば、「なんじゃこりゃぁー!」で有名な「Gパン刑事」も懐かしいですねぇ~。
古いか(笑)
(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。
今日のテーマは「ジーンズの小さなポケットってなんのためか?」です。
ジーンズの右前ポケットの中に小さなポケットがありますでしょ?

あれっていったい何なのか?
何のためのポケットなのか?
ずっと疑問に思っていました。
で、調べてみました。
まず何人かの友人たちに訊いてみたのですが、誰も正式な由来は知らなかったものの、実際の使い道としては小銭や切符などを入れるという回答が多かったのです。
実はこれ、正式には「コインポケット」といい、まさに小銭入れなのです。
しかし、元々は「ウォッチポケット」と言って懐中時計を入れるためのものだったのです。
20世紀前半に腕時計が普及し、コインポケットと名前を変えたのです。
ジーンズはその原型が生まれたのがおよそ135年前、アメリカ開拓時代です。
まだ、歴史が浅いためさまざまな誕生秘話がのこされています。
1870年頃、サンフランシスコ近郊の仕立て屋だったヤコブ・デービスが、木こりから頑丈なズボンの注文を受けて、荷馬車のカバーやテント用の生地で縫い、ポケットの両端が綻ばないようにリベット(金具)を打ち付けたのです。これがジーンズの始まりです。
このズボンが大ヒットし、3年後にデービスは生地仕入れ先業者と共同で特許を取得しました。
この業者が「リーバイス」で有名な「リーバイ・ストラウス社です。
この会社は素材を害虫やガラガラヘビ除けの効果があると言われるインディゴを染料に使ったデニムに徐々に変え、1886年には腰部に革製のパッチを付けました。
これは「破れたら交換します」と謳う保証書だったのです。
1890年代には名作「501」が誕生しました。
右前ポケットにウォッチポケットが付けられたのはこの時です。
さらに1905年、それまで右側だけだった尻ポケットが両側に付きました。

「リー」「ラングラー」などのブランドもこの頃誕生しました。
やっぱり僕は、個人的には「リーバイス」派ですね。
日本製ですが「EDWIN」も好きだったなぁ。
ちなみに、ジーンズにベルトループが付くのはもっと後の1922年でした。
それまでベルトループが無かったのはサスペンダーが主流だったからです。
ボタン留めだった前開きジッパーが採用されたのは1926年のことです。
(リーバイス「501」はその後もずっとボタン留めでしたけどね。)
このようにアメリカの象徴といわれるジーンズも、元はイタリア・ジェノバの水夫が穿くパンツの布地「ジェーヌ」(フランス語読み)が語源です。
それから、「デニム」もフランス・ニーム地方のサージ生地を表す「セルジュ・ドゥ・ニーム」が語源という説が有力だから面白いですよね。
なお、日本語の「Gパン」は「米兵(GI)のパンツ」が由来のようです。
Gパンといえば、「なんじゃこりゃぁー!」で有名な「Gパン刑事」も懐かしいですねぇ~。
古いか(笑)
(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』 at 13:58│Comments(2)
│sugar
この記事へのコメント
あぁ、わたしずっと小さいほうのポケットに小銭入れてましたが
それで正解だったんですね~
でもちょっとポケッとしてると
大きいほうに入れてしまうこともありますが・・・(笑)
「Gパン」もいいけど「カトパン」はもっとイイよね~(^^ゞ
それで正解だったんですね~
でもちょっとポケッとしてると
大きいほうに入れてしまうこともありますが・・・(笑)
「Gパン」もいいけど「カトパン」はもっとイイよね~(^^ゞ
Posted by 五朋建設総務部S
at 2013年01月19日 14:59

>総務部S様
いつもコメントをありがとうございます。
ちょいちょいおやじギャグを入れて来られるあたり、なかなかの手練(てだれ)の方とお見受けしました。
カトパン、くぁわいいっすねー!
いつもコメントをありがとうございます。
ちょいちょいおやじギャグを入れて来られるあたり、なかなかの手練(てだれ)の方とお見受けしました。
カトパン、くぁわいいっすねー!
Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』
at 2013年01月22日 11:48
