2012年12月01日

青信号なのになぜ緑色なの?

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。

今日のテーマは「青信号なのになぜ緑色なの?」です。


信号機の青信号の色って文字通り青色のものと青というより緑色に近いものが混在しているってお気づきでしたか?

赤信号は「赤」、黄信号は「黄色」ってはっきりしているのに、「青信号」だけが色があいまいな気がします。

これって何故でしょう?

子供の頃から、「青信号」っていうくせに実際は「緑色」じゃん! と思っていたのをふと思い出しました。

青信号なのになぜ緑色なの?
  < 青信号、ニッコリ笑って渡りましょう! >

で、調べてみました。

調べてみてわかったことは、青信号として使える色というのは、信号を見る人が認識しやすいよう、その色の明るさや濃さなどが事細かに定められているということです。
色を数値化してグラフで表した「色度図」をもとに、使用可能範囲を警察庁で定めているのです。

確かにその色度図で青信号の使用可能範囲を見ると、水色に近い青からホウレンソウのような緑までかなり幅が広くなっています。
色がほぼ決まっている赤信号や黄信号に比べてかなりあいまいなのです。

そして、さらに調べてみると驚きの事実が・・・
実はもともと「進め」を表す信号は「青信号」ではなく「緑信号」だったのです。

昭和5年(1930年)に日本で初めて東京・日比谷に信号が設置されましたが、その時定められた法令でも「緑色信号」と明記されています。

英語で「グリーンシグナル」というように、国際的にも「GO!」は緑色なんですね。
CIE(国際照明委員会)でも、交通信号の色は「赤・黄・緑」としているんです。

ところが、時が経つにつれ、人々は緑信号を青信号と呼ぶようになっていったのです。
そういえば、日本では昔から緑色を「青」と呼ぶ習慣がありますよね。

例えば、「青菜」とか「青葉」、「青りんご」なんてのもそうです。

語感の良さも手伝ってか、青信号の呼び名が定着してしまったようです。

そして、ついに昭和22年(1947年)に施工された「道路交通取締令」でも、実態に合わせて「青信号」という名称に変えられました。
ここに正式な「青信号」が誕生したというわけです。

ですから、いくら緑色っぽい色をしていても「青信号」と呼ばれ続けているわけなのです。

長い間の謎が一つ解けました。




(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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