2012年11月26日

2千円札は今何処へ

こんばんは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。

今日のテーマは「2千円札は今何処へ?」です。



以前、鳴り物入りで発行された2千円札ですが、みなさん最近見かけないと思いませんか?

そういえば、そんなお札もあったなーと思われる方も多いのではないのでしょうか。

一体2千円札はどこに消えたか?

2千円札は今何処へ

で、調べてみました。

この「幻の紙幣」となりつつある2千円札ですが、調べてみると最初に発行されたのは2000年だったそうです。

ということは、今から14年前のこと。
通常ならすっかり暮らしに定着してもいい頃なのですが、定着するどころか見かけることすら、希という状況です。

ちなみに、2001年の11月までに約1億3000万枚が市場に出回っていたとのことです。
ということは、国民一人あたりちょうど1枚ずつ行き渡るくらいあったことになります。

なのに、記念紙幣でもないのにこれだけ見かけないのはやはりおかしいですよね。

実は、5千円札と見間違うことが多く、スーパーなどで間違えてお釣りを多く渡したりするトラブルが相次いだのだとか。
そこで、某スーパーではお釣りに2千円札を使うことは基本的に禁止にしていて、ストックしておくんだそうです。

レジのトレイにも数に限りがあり、2千円札を入れておくスペースが取れないのも、2千円札を使わない理由の一つという話しです。

つまり、客が支払いに使った2千円札は溜まっていくことになるわけです。
で、その日の分をすぐに金庫に保管して、数日してからまとめて銀行に持って行くんですね。
一方、銀行のATMも2千円札対応の機種が次第に普及したのですが、実はこの機種でも2千円札は入金ができるだけなんです。
どの機種も支払いには1万円札か、千円札のみなんですよ。

ということは、ATMも言わば「自動2千円札回収機」と化しているのですねぇ。

で、2千円札は自然と銀行に集まってくるわけです。

では、その銀行はどうしているのかといえば、一定期間保管して、需要があればもちろん使うわけですが、最近はその需要もほとんどない。

となると、やはり溜まる一方です。
そして一定期間を過ぎると、日本銀行に持って行って他の紙幣に両替してもらっているんですって。

こうして、日本全国から集まって来た2千円札は日本銀行に眠っているのです。

在庫がこれほどあるので、2001年以降は新たに印刷することもしてないそうです。

それでもなんとか流通させようということで、2001年の12月までは、現金支給の日銀職員の給料の一部はこの2千円札で支払われていたんだそうです。

それでもやはり浸透はしなかったわけで・・・

そのやり方もすごいけど、余談ですが日銀の職員さんて今どき現金支給なんですねぇ。
それにも驚いた!

ちなみにこの希少な2千円札をもし入手したいという方は、コンビニのATMを使うといいですよ。

コンビニのコATMは、金融機関の窓口や支店に設置されたATMほど、紙幣の補充を行なわないので、「多額」を格納しておくのに2千円札は都合がいいから比較的多く使われているんだそうです。
特にローソンのATMが2千円札が出て来る確率が高いんだそうですよ。
もちろん普通の銀行でも両替してくれます。待たされますけどね。



さぁ、あなたも明日から希少な2千円札のコレクターになる!?





(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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