2012年11月05日

ダイヤモンドをカットするにはどうする?

こんばんは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。

今日のテーマは「最も硬いと言われるダイヤモンドはどうやってカットするの?」です。

ダイヤモンドをカットするにはどうする?

地球上で最も硬いモノは何か? と尋ねられたら、多くの方は「ダイヤモンド」と答えるのではないでしょうか?

では、そのダイヤモンドをカットする時にはいったいどうするのでしょう?

最も硬いものをカットできるものなんか無いように思うのですが・・・・

これも以前から謎として頭の中に残っていた疑問でした。

で、調べてみました。

鉱物の「硬さ」とは引っかき傷に対する強さのことで、鋼鉄の硬度を500とするとダイヤモンドは1万~5万なんですって。
いかに硬いかわかりますよねぇ。


実は表題の問いの答えは、「ダイヤモンドはダイヤモンドでカットする」のが正解なんです。

まず、ダイヤモンドの粉を付けたのこぎりで切り分けて、その2つに切り分けられたダイヤモンドの結晶の角を互いに擦り合わせ、角を取って丸く加工します。

そして、ダイヤモンドの粉をまぶした研磨盤で磨き、面をつけていきます。

最も美しいと言われる「ブリリアントカット」は58面体で、その一つ一つの面を丹念に磨いていきます。
そして、酸で洗って完成させるそうです。


驚くべきは、ここまでの作業は基本的に機械に頼らずに、熟練した職人さんの手作業なんですって!
この職人さんを業界では「カッター」と呼ぶのですが、非常に繊細な作業で、年季の入った熟練したカッターでも緊張するといいます。


また、実は最高に硬いといわれるダイヤモンドも、雲母と同じように、ある一定の方向に割れやすい「劈開(へきかい)」という性質を持っています。
そのため、この性質を利用して、その割れやすい方向に特殊な刃物を当てがって、上からハンマーで叩くことでも割れるんだそうです。

最近ではレーザーを使って、焼き切ることも可能になってきました。
近ごろ女性に人気のヨットや動物の形をしたダイヤのアクセサリーはレーザー加工されたものが多いようです。



ところで、ダイヤモンドが宝飾品に使われるのは、全ダイヤモンドのうち何%くらいかご存知でしょうか?

僕は80%くらいかと思っていたのですが、実は10%程度に過ぎないんだそうです。
これにはビックリしました。
ほとんどはベアリング、地盤ボーリングの錐(きり)などの工業用に使用されているのだとか。



ちなみに、バブルの時代には約3兆円もあった宝飾品市場も今では約1兆2千億円くらいに縮小してしまっているそうです。
こんなところにも世の中が不景気だということが垣間見えちゃうんですね。

早く景気がよくなって欲しいものです。




(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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