2012年04月24日
日常の世迷言 ~ケッヘル
こんにちは。 菊池建設の sugar です。
日ごろから気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)「日常の世迷言」ですが、今日は「ケッヘル」についてお話しします。
実は、以前からこの「ケッヘル(番号)」というものが気になっておりました。うすうすはどんなものかということは知ってはいたのですが、誰がどのような目的でこのような番号を付けたのか?(付けたのは実はモーツァルト自身なのかも含めて)知っておきたいなぁと思っていたのですが、きちんと調べていないままでした。
そこで、この際、一度きちんと調べておこうと思ったわけです。
で、この「ケッヘル」というのは、「ケッヘル番号」とも「ケッヒェル番号」とも呼ばれますが、これはご存知の方も多いかとは思いますが、モーツァルトの作品を表すために欠かせない世界共通の認識番号です。
基本的には、作品を時系列的に配列していると言われています。つまり、創られた順に番号が付いているわけです(例外もありますが)

< モーツァルト >
モーツァルトというのは、今さら言うまでもありませんが、音楽の天才「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」のことです。
彼は若い頃からその音楽的才能を開花させ、ハイドン、ベートーヴェンと並んでウィーン古典派三大巨匠の一人と称される大音楽家です。
晩年は、イタリアの音楽貴族で、宮廷楽長であったアントニオ・サリエリなどにその音楽活動を妨害され、収入は激減しかなり貧乏な生活を余儀なくされたようですが、彼の創った名曲の数々は今も多くの人のこころを魅了しています。
さて、このモーツァルトの作品群を時系列に番号を付けたのは「ルートヴィヒ・フォン・ケッヘル」という学者です。
ケッヘルというのはこの学者の名前から取られたものだったのです。
ある日、ケッヘルの友人フランツ・ローレンツから著作『モーツァルトのこと』が送られて来ました。
そこにはモーツァルトの作品が散逸してしまうのではないか、という懸念が表明されていたそうです。
それに刺激を受けケッヘルは作品目録の作成を開始しました。
なんでも整理しないと気がすまない人のようだったようです。
鉱物学者でもあったケッヘルは、若い頃に鉱石の収集を趣味で始め、その膨大なコレクションを整理・分類・目録作成していました。このことが後のこのモーツァルトの作品群の時系列化につながった節があります。
こうして、完成したモーツァルト作品群の目録は1862年に『モーツァルト全音楽作品の年代別主題別目録』として出版されました。
このケッヘルの番号はK.1からK.626まであり、K.626はモーツァルトの死によって未完に終わったレクイエムです。
600曲以上もモーツァルトは作品を世に残したのですねぇ!すごっ!(驚)
なお、ケッヘルは時系列的に作品を並べようとしましたが、のちの研究によって作品の成立時期が見直されたり、作品が新しく発見されたりしたのだそうです。
そのため、ケッヘル番号は何度か改訂され、最新のものは第8版となっていますが、初版の番号が長く親しまれてきたこともあり、旧番と新番を並べて表記することが多いのです。
例えば「交響曲第25番ト短調 K.183(K.173dB)」=「初版の番号(第6版の番号)」のように。
ちなみに、ケッヘル番号を25で割り10を足すと、モーツァルトがその曲を作曲した年齢がわかることが多いんですって。
上記のK.183の例で言えば、モーツァルトが17歳の頃に創られた作品と判るわけです。
面白いですね。
ウィキペディアより一部引用
(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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日ごろから気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)「日常の世迷言」ですが、今日は「ケッヘル」についてお話しします。
実は、以前からこの「ケッヘル(番号)」というものが気になっておりました。うすうすはどんなものかということは知ってはいたのですが、誰がどのような目的でこのような番号を付けたのか?(付けたのは実はモーツァルト自身なのかも含めて)知っておきたいなぁと思っていたのですが、きちんと調べていないままでした。
そこで、この際、一度きちんと調べておこうと思ったわけです。
で、この「ケッヘル」というのは、「ケッヘル番号」とも「ケッヒェル番号」とも呼ばれますが、これはご存知の方も多いかとは思いますが、モーツァルトの作品を表すために欠かせない世界共通の認識番号です。
基本的には、作品を時系列的に配列していると言われています。つまり、創られた順に番号が付いているわけです(例外もありますが)

< モーツァルト >
モーツァルトというのは、今さら言うまでもありませんが、音楽の天才「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」のことです。
彼は若い頃からその音楽的才能を開花させ、ハイドン、ベートーヴェンと並んでウィーン古典派三大巨匠の一人と称される大音楽家です。
晩年は、イタリアの音楽貴族で、宮廷楽長であったアントニオ・サリエリなどにその音楽活動を妨害され、収入は激減しかなり貧乏な生活を余儀なくされたようですが、彼の創った名曲の数々は今も多くの人のこころを魅了しています。
さて、このモーツァルトの作品群を時系列に番号を付けたのは「ルートヴィヒ・フォン・ケッヘル」という学者です。
ケッヘルというのはこの学者の名前から取られたものだったのです。
ある日、ケッヘルの友人フランツ・ローレンツから著作『モーツァルトのこと』が送られて来ました。
そこにはモーツァルトの作品が散逸してしまうのではないか、という懸念が表明されていたそうです。
それに刺激を受けケッヘルは作品目録の作成を開始しました。
なんでも整理しないと気がすまない人のようだったようです。
鉱物学者でもあったケッヘルは、若い頃に鉱石の収集を趣味で始め、その膨大なコレクションを整理・分類・目録作成していました。このことが後のこのモーツァルトの作品群の時系列化につながった節があります。
こうして、完成したモーツァルト作品群の目録は1862年に『モーツァルト全音楽作品の年代別主題別目録』として出版されました。
このケッヘルの番号はK.1からK.626まであり、K.626はモーツァルトの死によって未完に終わったレクイエムです。
600曲以上もモーツァルトは作品を世に残したのですねぇ!すごっ!(驚)
なお、ケッヘルは時系列的に作品を並べようとしましたが、のちの研究によって作品の成立時期が見直されたり、作品が新しく発見されたりしたのだそうです。
そのため、ケッヘル番号は何度か改訂され、最新のものは第8版となっていますが、初版の番号が長く親しまれてきたこともあり、旧番と新番を並べて表記することが多いのです。
例えば「交響曲第25番ト短調 K.183(K.173dB)」=「初版の番号(第6版の番号)」のように。
ちなみに、ケッヘル番号を25で割り10を足すと、モーツァルトがその曲を作曲した年齢がわかることが多いんですって。
上記のK.183の例で言えば、モーツァルトが17歳の頃に創られた作品と判るわけです。
面白いですね。
ウィキペディアより一部引用
(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』 at 18:44│Comments(0)
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