2012年04月08日
瓦のはなし ②
こんにちは。 菊池建設の sugar です。
前回に引き続き、瓦のはなしをしてみたいと思います。
前回は屋根材に求められる性能についてお話ししました。
今回はそれらの性能について、「瓦」がどうなのか?を掘り下げてみたいと思います。

< 三州瓦 いろいろ >
① 耐火性能
火事の飛び火による類焼を防ぐには、屋根材の耐火性能が重要ポイントです。草葺き・板葺きの屋根が、瓦屋根へと移行してきた理由の一つがこの耐火性です。1,100度以上の高温で焼成される瓦は、建築基準法指定の安全な“不燃材”です。火事による屋根からの類焼を未然に防ぎます。
② 耐水性能
日本の平均的な年間降水量は1,500mm~2,000mmで多雨地域では4,500mm以上にも達します。
ですから「耐水性」は屋根材の必須条件。瓦は茶碗や皿と同様、陶器質でほとんど吸水しません。しかも陶器質特有の滑らかさで瓦表面の雨走りが良く、形状も雨を素早く流し落とすようにデザインされています。
③ 耐寒性能
屋根が氷点下の外気にさらされる地方が多い日本では、水分の凍結による屋根材の損壊とそれが原因となる雨漏り対策が設計上の重要ポイントです。 耐寒対策は、凍結に強い屋根材選択と小屋裏換気システムの導入などがあります。この点でも瓦屋根は耐寒性でも優れた品質を確保し、寒冷地でも広く採用されています。
やはり、「瓦」は屋根材に求められる性能を充分に満たしているようですね。
次回は④以降の性能について見てみたいと思います。
(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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前回に引き続き、瓦のはなしをしてみたいと思います。
前回は屋根材に求められる性能についてお話ししました。
今回はそれらの性能について、「瓦」がどうなのか?を掘り下げてみたいと思います。

< 三州瓦 いろいろ >
① 耐火性能
火事の飛び火による類焼を防ぐには、屋根材の耐火性能が重要ポイントです。草葺き・板葺きの屋根が、瓦屋根へと移行してきた理由の一つがこの耐火性です。1,100度以上の高温で焼成される瓦は、建築基準法指定の安全な“不燃材”です。火事による屋根からの類焼を未然に防ぎます。
② 耐水性能
日本の平均的な年間降水量は1,500mm~2,000mmで多雨地域では4,500mm以上にも達します。
ですから「耐水性」は屋根材の必須条件。瓦は茶碗や皿と同様、陶器質でほとんど吸水しません。しかも陶器質特有の滑らかさで瓦表面の雨走りが良く、形状も雨を素早く流し落とすようにデザインされています。
③ 耐寒性能
屋根が氷点下の外気にさらされる地方が多い日本では、水分の凍結による屋根材の損壊とそれが原因となる雨漏り対策が設計上の重要ポイントです。 耐寒対策は、凍結に強い屋根材選択と小屋裏換気システムの導入などがあります。この点でも瓦屋根は耐寒性でも優れた品質を確保し、寒冷地でも広く採用されています。
やはり、「瓦」は屋根材に求められる性能を充分に満たしているようですね。
次回は④以降の性能について見てみたいと思います。
(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』 at 16:44│Comments(0)
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