2012年03月29日
和風建築の粋 ~下屋
こんにちは。 菊池建設の sugar です。
和風の建築を手掛けるたびに思うのは、玄関前によくしつらえることの多い「下屋」はやっぱりいいなぁ!ということです。
なにか日本人としてのDNAが喜ぶというか、そういう感じなんです。
ちなみに「下屋(げや)」というのは、日本建築特有の玄関前などに作られることの多い「庇(ひさし)」のことで、通常は2~3本の柱によって支えられています。屋根材は銅板一文字葺きが主流ですが、瓦葺きや銅板と瓦を組み合わせた「銅版腰葺き」などがあります。

< 下屋 施工例 ~ 銅板葺 >

< 下屋 施行例 ~ 全体 >
軒裏の造りが和心を鷲掴みにします。

< 下屋 施工例 ~ 軒裏 >
玄関前の下屋は、その家を訪れた方が玄関前でふと見上げた時にこの軒裏を目にします。
この軒裏の木と木の組み合わせが「和」の建物のなんたるかを示しているように思うのです。
そして、訪れた方は、この「和」の風情に触れて、きっとホッとした気持ちになってくれると信じています。
また、この例では、下屋の屋根を支える柱は杉の丸柱、桁(けた=軒裏に一本横に走っている材)も杉の磨き丸太を用いています。
実はこの丸い柱と丸い桁を組み合わせるのにたいへんな技術を要するのです。
角材と角材は直線同士ですが、丸と丸ですから寸分違わぬように組み上げるのには高い木造建築技術が必要です。
私たち菊池建設(の棟梁)は、こんななにげないところにも木造技術の粋を込めて、細かなところにも心を配って日々施工にあたっているのです。
もしも、いつか弊社の和風建築を見る機会がありましたら、是非この「下屋」をじっくりとご覧になってみてください。
(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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和風の建築を手掛けるたびに思うのは、玄関前によくしつらえることの多い「下屋」はやっぱりいいなぁ!ということです。
なにか日本人としてのDNAが喜ぶというか、そういう感じなんです。
ちなみに「下屋(げや)」というのは、日本建築特有の玄関前などに作られることの多い「庇(ひさし)」のことで、通常は2~3本の柱によって支えられています。屋根材は銅板一文字葺きが主流ですが、瓦葺きや銅板と瓦を組み合わせた「銅版腰葺き」などがあります。
< 下屋 施工例 ~ 銅板葺 >
< 下屋 施行例 ~ 全体 >
軒裏の造りが和心を鷲掴みにします。
< 下屋 施工例 ~ 軒裏 >
玄関前の下屋は、その家を訪れた方が玄関前でふと見上げた時にこの軒裏を目にします。
この軒裏の木と木の組み合わせが「和」の建物のなんたるかを示しているように思うのです。
そして、訪れた方は、この「和」の風情に触れて、きっとホッとした気持ちになってくれると信じています。
また、この例では、下屋の屋根を支える柱は杉の丸柱、桁(けた=軒裏に一本横に走っている材)も杉の磨き丸太を用いています。
実はこの丸い柱と丸い桁を組み合わせるのにたいへんな技術を要するのです。
角材と角材は直線同士ですが、丸と丸ですから寸分違わぬように組み上げるのには高い木造建築技術が必要です。
私たち菊池建設(の棟梁)は、こんななにげないところにも木造技術の粋を込めて、細かなところにも心を配って日々施工にあたっているのです。
もしも、いつか弊社の和風建築を見る機会がありましたら、是非この「下屋」をじっくりとご覧になってみてください。
(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』 at 16:42│Comments(2)
│sugar
この記事へのコメント
こんにちは。
綺麗ですねぇぇぇぇぇ。
うっとり。
お見事です!!
綺麗ですねぇぇぇぇぇ。
うっとり。
お見事です!!
Posted by 開運です
at 2012年03月29日 17:02

「開運です」様、ありがとうございます。
このような木造建築の文化は後世に残して行きたいと私たちは思っています。
また、時々このブログを見に来てくださいねー!
今後ともよろしくお願いします。
このような木造建築の文化は後世に残して行きたいと私たちは思っています。
また、時々このブログを見に来てくださいねー!
今後ともよろしくお願いします。
Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』 at 2012年03月30日 23:42