2014年07月26日
アルカイダとタリバン
こんにちは。菊池建設の sugar です。
日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。
で、今日のお話しは「アルカイダとタリバン」です。
9.11の世界貿易センタービルへの旅客機衝突事故は世界に衝撃を与えました。
それからイスラムの過激な組織として「アルカイダ」と「タリバン」が注目されるようになりました。
なんとなくこの両者は同じ組織なのかと思ってしまいがちですが、実は違うのです。
「タリバン」は、パキスタンとアフガニスタンで活動するイスラム原理主義運動の団体で、もとはアフガニスタンの難民キャンプの中から生まれたイスラム原理主義に基づく運動でした。
それを支援したのがパキスタンの軍情報部で、その支援によって勢力を伸ばし、活動を拡大してアフガニスタンを実効支配するに至りました。
おおざっぱに言ってしまえば、「タリバン」は地元の運動だと言えます。

<タリバンの兵士達>
それに対して「アルカイダ」は当時のソビエトがアフガニスタンに侵攻したことに対して、アメリカのCIAがアラブ諸国から集めたイスラム義勇兵を軍事訓練し、武器を与えてソビエト軍にゲリラ的に対抗させたことがルーツなのです。
そのイスラム義勇兵たちがソビエト軍がアフガニスタンから撤退した後、イスラエルやカシミール、コソボ、アルジェリアなど世界各地の紛争地に活動の場を求めて「アルカイダ」という名のもとに組織化されていったのです。
つまり、「アルカイダ」は、活動当初からアラブ諸国全体に国際的なネットワークを持った武装組織だったのです。

<アルカイダの兵士達>
アメリカは必死の追跡の末に2011年、指導者であるオサマ・ビン・ラディンを殺害したのはご承知のとおり。

<オサマ・ビン・ラディン>
では、それで「アルカイダ」の勢力が衰えたかというとそうではないのです。
「アルカイダ」はビン・ラディンを頂点とした明確な支持命令系統を有する組織というよりも、反米・反ユダヤの過激思想を持つバラバラなグループのネットワークですので、したたかに今も活動を続けているのです。

<アルカイダの旗>
関係のない人を巻き込むテロは断じて許されませんが、このテロとの戦いはなかなか解決できないものですね。
(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。
で、今日のお話しは「アルカイダとタリバン」です。
9.11の世界貿易センタービルへの旅客機衝突事故は世界に衝撃を与えました。
それからイスラムの過激な組織として「アルカイダ」と「タリバン」が注目されるようになりました。
なんとなくこの両者は同じ組織なのかと思ってしまいがちですが、実は違うのです。
「タリバン」は、パキスタンとアフガニスタンで活動するイスラム原理主義運動の団体で、もとはアフガニスタンの難民キャンプの中から生まれたイスラム原理主義に基づく運動でした。
それを支援したのがパキスタンの軍情報部で、その支援によって勢力を伸ばし、活動を拡大してアフガニスタンを実効支配するに至りました。
おおざっぱに言ってしまえば、「タリバン」は地元の運動だと言えます。

<タリバンの兵士達>
それに対して「アルカイダ」は当時のソビエトがアフガニスタンに侵攻したことに対して、アメリカのCIAがアラブ諸国から集めたイスラム義勇兵を軍事訓練し、武器を与えてソビエト軍にゲリラ的に対抗させたことがルーツなのです。
そのイスラム義勇兵たちがソビエト軍がアフガニスタンから撤退した後、イスラエルやカシミール、コソボ、アルジェリアなど世界各地の紛争地に活動の場を求めて「アルカイダ」という名のもとに組織化されていったのです。
つまり、「アルカイダ」は、活動当初からアラブ諸国全体に国際的なネットワークを持った武装組織だったのです。

<アルカイダの兵士達>
アメリカは必死の追跡の末に2011年、指導者であるオサマ・ビン・ラディンを殺害したのはご承知のとおり。

<オサマ・ビン・ラディン>
では、それで「アルカイダ」の勢力が衰えたかというとそうではないのです。
「アルカイダ」はビン・ラディンを頂点とした明確な支持命令系統を有する組織というよりも、反米・反ユダヤの過激思想を持つバラバラなグループのネットワークですので、したたかに今も活動を続けているのです。

<アルカイダの旗>
関係のない人を巻き込むテロは断じて許されませんが、このテロとの戦いはなかなか解決できないものですね。
(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』 at 20:43│Comments(0)
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