2014年06月30日

海上自衛隊と海上保安庁

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。


で、今日のお話しは「海上自衛隊と海上保安庁」です。



「海上自衛隊」と「海上保安庁」って専門ではない我々一般人にしてみると区別がつかない方が多いのではないでしょうか?

実は私もその一人。

かつて「海猿」というTVドラマが人気を博して一躍脚光を浴びるようになったのですが、その頃からこの両者の違いが気になっていたのです。

で、その違いは何か、調べてみました。


もともと「海上自衛隊」は、「海上保安庁」から分かれた「海上警備隊」が前身ですから区別しにくいのも当然なのです。
しかし、この2つの組織は似ているようで、遂行する任務はまったく違います。

「海上自衛隊」は文字通り、「海上」での「自衛隊」であるのに対して、「海上保安庁」は警察の役割を担っています。

海上自衛隊と海上保安庁


もう少し詳しく言いますと、「海上自衛隊」は防衛省の実施部隊として、日本の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略や間接侵略に対して日本を防衛することを主たる任務としています。

海上自衛隊と海上保安庁


ご存知のとおり、日本国憲法の上では「海軍」としての機能は発揮できませんが、実際は「JAPAN NAVY」的な存在です。
ですから、主に他国の軍艦、軍用機を対処目標としています。

一方の「海上保安庁」は国土交通省の外局の一つですから、所轄する省がそもそも異なるのです。
こちらは、海上での警察および消防機関であり、領海・排他的経済水域の警備を第一の任務としています。

最も重要な警察活動としては、領海上での犯罪の捜査、それに基づく逮捕などです。
消防活動では、火災船の消火や海難救助などを行っています。
その他にも、海図の作成、灯台などの航路標識の建設、運用なども行っています。
ちなみにドラマの中の主人公・仙崎大輔(伊藤英明)は、この「海上保安庁」所属の「海上保安官」です。

このように「海上自衛隊」と「海上保安庁」は基本的には業務を異にしていますが、緊急事態が発生した場合には、災害の支援活動や遭難船舶の捜索救助など協力してあたることもあるそうです。

ただし、「海上自衛隊」は防衛大臣による海上警備行動の発令によって初めて洋上の警備行動が取れるので、発令が出てないと動けないのです。

普段はあまり意識していませんが、彼らのような存在があるから、この国の平和は保たれているのですよね。

感謝しないといけませんね。



(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』 at 22:55│Comments(0)sugar
 
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