2014年06月06日
利率と利回り
こんにちは。菊池建設の sugar です。
日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。
で、今日のお話しは「利率と利回り」です。
前回は「利息と利子」のお話しをしましたが、そういえば、金融関係の用語にはまぎらわしいものが多いですよね。
例えば、「利率」と「利回り」。
「利率」は単純に「元金に対する利息の比率」だということなのはご存知だと思います。
一方、「利回り」は「年平均利回り」を意味し、言い換えると「最終的な受け取り額から算出した元本に対する年平均利率」を指すのです。

具体的に見てみましょう。
例えば、5年満期の定期預金に1000万円預けた場合、「利率」が2%ならば1年後には20万円の利息がつきますよね。
ということは、5年後には20万円×5年=100万円の利息ということになります。
元金と合わせると、1100万円! ♪~
しかし、この計算は単利計算でのことですよね。
実際には、5年定期は通常は複利計算で計算していきますので、5年後には1100万円ではなく、11,040,808円となります。
ね! 1100万円ではないんです。もっと、多いんです。
つまり、利息の総額は1,040,808円。
これを1年平均にすると、約208,161円となり、元金1000万円に対する「利回り」は2.08%ということになるわけです。
というわけで、上記の例でお判りのように、同じケースでも一般的に「利回り」は「利率」を上回るのです。
ですから・・・・・
「A銀行さんの利率よりウチの利回りの方が断然有利ですよ。」なんていう甘~いお誘いが来たら、単なるゴマカシですので、充分気をつけてくださいね。
(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。
で、今日のお話しは「利率と利回り」です。
前回は「利息と利子」のお話しをしましたが、そういえば、金融関係の用語にはまぎらわしいものが多いですよね。
例えば、「利率」と「利回り」。
「利率」は単純に「元金に対する利息の比率」だということなのはご存知だと思います。
一方、「利回り」は「年平均利回り」を意味し、言い換えると「最終的な受け取り額から算出した元本に対する年平均利率」を指すのです。

具体的に見てみましょう。
例えば、5年満期の定期預金に1000万円預けた場合、「利率」が2%ならば1年後には20万円の利息がつきますよね。
ということは、5年後には20万円×5年=100万円の利息ということになります。
元金と合わせると、1100万円! ♪~
しかし、この計算は単利計算でのことですよね。
実際には、5年定期は通常は複利計算で計算していきますので、5年後には1100万円ではなく、11,040,808円となります。
ね! 1100万円ではないんです。もっと、多いんです。
つまり、利息の総額は1,040,808円。
これを1年平均にすると、約208,161円となり、元金1000万円に対する「利回り」は2.08%ということになるわけです。
というわけで、上記の例でお判りのように、同じケースでも一般的に「利回り」は「利率」を上回るのです。
ですから・・・・・
「A銀行さんの利率よりウチの利回りの方が断然有利ですよ。」なんていう甘~いお誘いが来たら、単なるゴマカシですので、充分気をつけてくださいね。
(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』 at 16:18│Comments(0)
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