2014年05月10日
衛星放送
こんにちは。菊池建設の sugar です。
日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。
で、今日のお話しは「衛星放送」です。
衛星放送って、なんだかよくわからくないですか?
それって僕だけなのかなぁ。
BSとかCSとかペイパービューとか、聞いたことはあるんだけど、内容が今ひとつ頭の中で整理できていないって感じなんですよね。
そこで、整理してみることにしました。
衛星放送では、地上から送信された電波を、赤道上空約35,786キロメートルにある静止衛星の中継器で受け取り、周波数を変換して地上の視聴者に送り返しています。
この衛星には「放送衛星」と「通信衛星」とがあり、前者を「BS」(Broadcasting Satelite)、「CS」(Communication Satelite)と言います。

「BS」と「CS」の根本的な違いは、もともとの使用目的から来ています。
「BS」は放送目的だったので、放送用の軌道に乗って放送用に割り当てられた周波数の電波を使います。
放送を行うのは「NHK」や「WOWOW」のような「放送局」です。
一方、「CS」は元々が通信目的だから、電波は放送用以外の周波数を使用します。
さらに、契約者が注文をした分の映像を個々の視聴者に通信する形で番組を提供し、1番組から買うことができます。
いわゆる、ペイ・パー・ビュー(PPV)方式です。
以前はこの方式を基本としていて、それが「BS」との違いでしたが、最近は大半のチャンネルでは月単位で料金が設定されています。(一部ではPPV方式もあります)
日本では現在、「スカパー!(旧スカイパーフェクトTV!2)」がこの「CS放送」を行っています。
以前は衛星放送にもアナログとデジタルがありましたが、アナログ衛星放送は地上波と同じく2011年で終了し、「BS放送」もデジタル化されました。
また、「BS放送」の衛星と同じ方角に位置する衛星を利用した「東経110度CSデジタル放送」というものがあります。
これだとBSと共通のアンテナ・チューナーで視聴が可能です。
ちなみに「スカパー!」には他にハイビジョン放送の「スカパー!プレミアムサービス(旧スカパー!HD)」があり、こちらは基本的に専用チューナーとアンテナが必要です。
さらに2011年のデジタル移行を機に、通信回線や光回線を利用する「ケーブルテレビ」で衛星放送を含むテレビ視聴ができるサービスも人気が高まっています。
なお、「BSデジタル放送」と「東経110度CSデジタル放送」を『特別衛星放送』として統合し、普及政策が一本化されました。
また、それ以外の衛星放送は『一般衛星放送』と位置づけられましたが、2011年6月には、放送法令改正により、特別衛星放送は『衛星基幹放送』へ、一般衛星放送は『衛星一般放送』へと移行しました。

思うに、衛星放送がややこしく思われたのは、この「スカパー!」というサービスの名称の変遷の多さも一因なのではないでしょうか?
「スカパー!」は、「パーフェクTV!」(東経128度CS放送プラットフォーム)と「JスカイB」(東経124度CS放送プラットフォーム)とが合併して「スカイパーフェクTV!」と変更されたのです。
あぁ、なんだかそんな名前は聞いたことがあったなー!
後年、その略称として公式に使用してきた「スカパー!」という用語を正式名称化したものなのです。
このため合併以後、東経128度通信衛星での放送を「パーフェクTVサービス」、東経124度通信衛星での放送を「スカイサービス」と呼んで区別しています。
なんだ、結局区別してんじゃないか!
2012年(平成24年)10月1日より「スカパーJSAT」における多チャンネル放送の統一サービス名として「スカパー!」を使用しています。
そのうち「衛星基幹放送」(BSデジタル放送および東経110度CSデジタル放送)プラットフォームを「スカパー!」(旧・スカパー!e2)、「光放送サービス」を「スカパー!プレミアムサービス光」(旧・スカパー!光」)という名称で運営しています。
つまり、それまで「スカパー!」と呼ばれていたものが「スカパー!プレミアムサービス」になり、それまで「スカパー!e2」と呼ばれていたものが「スカパー!」になったのです。
あー、やっぱり、ややこしい!
最後に、あんまりややこしいんで、「スカパー!」だけ整理しますね。
2012(平成24)年10月1日に大規模な名称変更があり、次のようになりました。
① スカパー! (旧・スカパー!e2) ‐ 110度BSデジタルと110度CSデジタル放送の基盤
② スカパー!プレミアムサービス (旧・スカパー!) ‐ 東経124度/東経128度のCSデジタル放送の基盤
③ スカパー!プレミアムサービス光 (旧・スカパー!光) - 光ケーブルによる有線テレビジョン放送
(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。
で、今日のお話しは「衛星放送」です。
衛星放送って、なんだかよくわからくないですか?
それって僕だけなのかなぁ。
BSとかCSとかペイパービューとか、聞いたことはあるんだけど、内容が今ひとつ頭の中で整理できていないって感じなんですよね。
そこで、整理してみることにしました。
衛星放送では、地上から送信された電波を、赤道上空約35,786キロメートルにある静止衛星の中継器で受け取り、周波数を変換して地上の視聴者に送り返しています。
この衛星には「放送衛星」と「通信衛星」とがあり、前者を「BS」(Broadcasting Satelite)、「CS」(Communication Satelite)と言います。

「BS」と「CS」の根本的な違いは、もともとの使用目的から来ています。
「BS」は放送目的だったので、放送用の軌道に乗って放送用に割り当てられた周波数の電波を使います。
放送を行うのは「NHK」や「WOWOW」のような「放送局」です。
一方、「CS」は元々が通信目的だから、電波は放送用以外の周波数を使用します。
さらに、契約者が注文をした分の映像を個々の視聴者に通信する形で番組を提供し、1番組から買うことができます。
いわゆる、ペイ・パー・ビュー(PPV)方式です。
以前はこの方式を基本としていて、それが「BS」との違いでしたが、最近は大半のチャンネルでは月単位で料金が設定されています。(一部ではPPV方式もあります)
日本では現在、「スカパー!(旧スカイパーフェクトTV!2)」がこの「CS放送」を行っています。
以前は衛星放送にもアナログとデジタルがありましたが、アナログ衛星放送は地上波と同じく2011年で終了し、「BS放送」もデジタル化されました。
また、「BS放送」の衛星と同じ方角に位置する衛星を利用した「東経110度CSデジタル放送」というものがあります。
これだとBSと共通のアンテナ・チューナーで視聴が可能です。
ちなみに「スカパー!」には他にハイビジョン放送の「スカパー!プレミアムサービス(旧スカパー!HD)」があり、こちらは基本的に専用チューナーとアンテナが必要です。
さらに2011年のデジタル移行を機に、通信回線や光回線を利用する「ケーブルテレビ」で衛星放送を含むテレビ視聴ができるサービスも人気が高まっています。
なお、「BSデジタル放送」と「東経110度CSデジタル放送」を『特別衛星放送』として統合し、普及政策が一本化されました。
また、それ以外の衛星放送は『一般衛星放送』と位置づけられましたが、2011年6月には、放送法令改正により、特別衛星放送は『衛星基幹放送』へ、一般衛星放送は『衛星一般放送』へと移行しました。

思うに、衛星放送がややこしく思われたのは、この「スカパー!」というサービスの名称の変遷の多さも一因なのではないでしょうか?
「スカパー!」は、「パーフェクTV!」(東経128度CS放送プラットフォーム)と「JスカイB」(東経124度CS放送プラットフォーム)とが合併して「スカイパーフェクTV!」と変更されたのです。
あぁ、なんだかそんな名前は聞いたことがあったなー!
後年、その略称として公式に使用してきた「スカパー!」という用語を正式名称化したものなのです。
このため合併以後、東経128度通信衛星での放送を「パーフェクTVサービス」、東経124度通信衛星での放送を「スカイサービス」と呼んで区別しています。
なんだ、結局区別してんじゃないか!
2012年(平成24年)10月1日より「スカパーJSAT」における多チャンネル放送の統一サービス名として「スカパー!」を使用しています。
そのうち「衛星基幹放送」(BSデジタル放送および東経110度CSデジタル放送)プラットフォームを「スカパー!」(旧・スカパー!e2)、「光放送サービス」を「スカパー!プレミアムサービス光」(旧・スカパー!光」)という名称で運営しています。
つまり、それまで「スカパー!」と呼ばれていたものが「スカパー!プレミアムサービス」になり、それまで「スカパー!e2」と呼ばれていたものが「スカパー!」になったのです。
あー、やっぱり、ややこしい!
最後に、あんまりややこしいんで、「スカパー!」だけ整理しますね。
2012(平成24)年10月1日に大規模な名称変更があり、次のようになりました。
① スカパー! (旧・スカパー!e2) ‐ 110度BSデジタルと110度CSデジタル放送の基盤
② スカパー!プレミアムサービス (旧・スカパー!) ‐ 東経124度/東経128度のCSデジタル放送の基盤
③ スカパー!プレミアムサービス光 (旧・スカパー!光) - 光ケーブルによる有線テレビジョン放送
(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』 at 23:53│Comments(0)
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