2014年05月01日

電球あれこれ

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。


で、今日のお話しは「電球あれこれ」です。



わかっているようでわかっていないコトってけっこういっぱいありますよね。
でも、今さら他の人に訊けないし・・・

そんな一つが照明器具の電球ではないでしょうか。
「LED照明」と「蛍光灯」と「白熱電球」は、いったいどのように違うのでしょうか?
なんとなくLEDが省エネだということはご存知の方も多いとは思うのですが・・・

そこで、今一度整理してみたいと思います。

上記の「LED照明」と「蛍光灯」と「白熱電球」は、それぞれが電気エネルギーを光エネルギーに変換する技術がそもそも異なるのです。

電球あれこれ


「LED照明」は、パソコンなどに使われている半導体のダイオードを応用した「発光ダイオード」によって電気を光に変えています。「LEDライト」「LED電球」とも呼ばれます。
これは余分な熱への変換も少なく、LEDの光の波長には不要な紫外線や赤外線が含まれないので、例えば文化財や芸術作品などの照明にうってうつけなのです。

次に、おなじみの「蛍光灯」ですが、これは内部放電した紫外線が蛍光物質に反応して可視光線に変わる仕組みで光っているのです。
放電による電子が光のモトですから、電気エネルギーを三者の中で最も無駄なく光に変換できます。
「白熱電球」のように熱を持ったりすることもなく、消費エネルギーも少なくてすみます。

そして最も長い歴史をもつ「白熱電球」は、フィラメントと呼ばれる細い線に電気を流して発光させます。
電気が流れると、フィラメントは自身が持つ電気抵抗のせいで高温となり、まさに「白熱」して輝くのです。
ただし、電気エネルギーの大半は熱に変わってしまい、光になるのは約1割程度なので、非常に効率が悪いのが短所です。
また、発光する時に多量の熱を放出するので夏などに「白熱灯」を点けるとその周辺の温度がさらに上がり、暑くなってしまうのは経験のある方も多いと思います。

もっとも、熱で輝くというのは、言ってみれば太陽と同じ原理なのですから、光の波長は一番自然で優しく感じられると言われています。

しかし、昨今の省エネ大合唱の風潮から、「白熱灯」は非省エネであるとして、経済産業省は2012年末までに各メーカーに生産と販売を自主的に止めるように要請したのは記憶に新しいところです。

したがって、今後は「LED照明」か「蛍光灯」のいずれかを使うことになるわけですが、価格や変換効率を考えると「蛍光灯」が有利、電球自体の寿命を加味して、交換の手間が省けることなども考え合わせると「LED照明」がやや有利といったところです。

以前に比べると「LED照明」のバリエーションも急カーブで増えていますので、これからは「LED照明」の時代到来となって行くでしょう。

この際、お宅の電球も思い切って「LED」に変えてみてはいかがでしょうか?



(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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