2014年01月31日

日本語という世界 その4 ~送り仮名

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。


今日も「日本語という世界」についてです。


普段何気なく使っている日本語ですが、ふと立ち止まって考えてみるとつくづく不思議な言語だと気づかされます。


前回は、日本語の「現代仮名遣い」には細かく見ていくと例外が多く、その表記法も首をかしげる点があるということをお話しました。




で、今回は頭を悩ます「送り仮名」についてです。



皆さんは文章を書いている時に、ふとこの漢字には送り仮名はどうつけようかと頭を悩ませたことはありませんか?


例えば・・・
「うけたまわる」の時、「承る」だったっけ?それとも「承わる」だったっけ?、とか、「いちじるしい」の時は「著しい」だったっけ?それとも「著い」だったっけ?とか。
はたまた、「たてまつる」の時は「奉る」だったっけ?それとも「奉つる」だったっけ?・・・

今の例ではいずれも前者が正しいのですが、ちょっと戸惑ったりします。


逆に、「いまわしい」は「忌わしい」なのか「忌まわしい」なのかとか、「はずかしい」の時は「恥かしい」なのか「恥ずかしい」なのか・・・?

これらは後者が正解です。

日本語という世界 その4 ~送り仮名
  < これは明らかにアウト!>


仕事がら、よく「見積書」を作るのですが、これらも「見積り書」と書くのか「見積もり書」なのか、迷う時があります。


「兄の話では・・・」と書くべきか「兄の話しでは・・・」と書くのが正しいのか?


一方、比較的答えがわかりやすいものもあります。
「ひきつぐ」という場合は「引き継ぐ」と書くのが一般的で、普通の文章では「引継」と送り仮名をまったく入れないで書く人はあまりいないでしょう。
しかし、「引継ぐ」と書く人はけっこういたりします。



というわけで、ホント頭を悩ませる種なのであります。


実はこれらもちゃあんと事細かく決まりがあって、以下のリンクを見ていただくとそこにそのルールが綿々と綴られておりますです、はい。
関心のある方はどうぞ。
ただし、頭がもっと痛くなっても知りませぬ(笑)
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19730618001/k19730618001.html


あ、上の文の「こまかく」は「細かく」と送り仮名を振りますが、これを「細く」と書いちゃうと「ほそく」になっていましますよね。


ほんと、日本語って厄介ですよね~!(汗)






(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』 at 23:15│Comments(0)sugar
 
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