2014年01月13日
日本語という世界 その1 ~「ず」と「づ」
こんにちは。菊池建設の sugar です。
日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。
今日は「日本語という世界」についてです。
普段何気なく使っている日本語ですが、ふと立ち止まって考えてみるとつくづく不思議な言語だと気づかされます。
例えば今なにげなく使った「つくづく」という言葉ですが、3つ目の文字は「つ」に濁点を書きました。
発音では「ず」も「づ」もZUですが、この「つくづく」という時は「つくずく」とは書きません。
そのひとつの証拠として、全てのパソコンがそうなっているかはわかりませんが、僕のパソコンではわざと「つくずく」と入力しても自動的に「つくづく」と変換されてしまいます。
同じように「この話の続きはまた来週!」という場合の「つづき」という言葉も普通は「つずき」とは書きませんよね。
以前にもこのブログで似たような話しを書いた記憶があるのですが、このような使い分けは外国人から見たらチンプンカンプンだと思います。
思えば幽かな記憶をたどってみると、たしか小学生の頃に学校の先生から「いいですか。【つづき】という言葉のように【つ】とその濁音(つまりZU)が続くときにはそのZUは【づ】と表記すること。」と習った覚えがあります。
ですから、「ひとりづつ」という場合は「づつ」と表記するわけです。
ですが、最近ではこの「ひとりづつ」と書くときは「ひとりずつ」と書くようになっているようです。
いつごろから変わったのか定かではありませんが。
もしかしたら、最初から僕が間違って覚えてしまったのかもしれません。
調べてみると、今は「づ」も「ず」も先ほど書いたように私たちはZUと発音していますが、元々はこの「づ」と「ず」は明らかに発音が違っていたようです。
つまり「づ」はDUと、「ず」はZUと発音していたようなのです。
これは「ぢ」と「じ」でも同じことが言えます。
「ぢ」なんて「はなぢ」の時くらいしかあまり使わないですよね。

< あ、これがあったわ!>
また、同じように、今は「お」も「を」も発音するときには「O」と発音していますが、古くは「お」は「O」ですが「を」は「WO」と発音していましたし、「い」と「ゐ」は「I」と「WI」、「え」と「ゑ」はそれぞれ「E」と「WE」と発音していたのです。
ご存知のように現在ではほとんど「ゐ」も「ゑ」もあまり使われなくてってきてますが・・・
ですから、作家の清水義範さんはテレビで間寛平さんが会話の中で「を」を正確に「WO」と発音したているのをたまたま見て感心したというか、今でも正確に「を」を発音できる日本人がいることに驚嘆したと著作の中で語っています。
(なんでも高知県人の中には「ゐ」「ゑ」「を」を今でも正確に発音できる人が多いんだそうです。ちなみに間寛平さんは高知県出身です)
また、「や」「ゆ」「よ」はそれぞれ「YA」「YU」「YO」と発音しますが、この発音の他に昔は「iya」「iyu」「iyo」という発音も別にあったそうです。
もうこうなると、現代の我々には理解不能となって来ますが、少なくとも「ず」と「づ」の使い分け一つをとってもちょっと戸惑うことがあるのではないでしょうか。
「日本語」にはまだまだ不可解なコトが多くあります。
おいおい書き綴ってみたいと思います。
(この場合も「書きつづる」ですね。)
(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。
今日は「日本語という世界」についてです。
普段何気なく使っている日本語ですが、ふと立ち止まって考えてみるとつくづく不思議な言語だと気づかされます。
例えば今なにげなく使った「つくづく」という言葉ですが、3つ目の文字は「つ」に濁点を書きました。
発音では「ず」も「づ」もZUですが、この「つくづく」という時は「つくずく」とは書きません。
そのひとつの証拠として、全てのパソコンがそうなっているかはわかりませんが、僕のパソコンではわざと「つくずく」と入力しても自動的に「つくづく」と変換されてしまいます。
同じように「この話の続きはまた来週!」という場合の「つづき」という言葉も普通は「つずき」とは書きませんよね。
以前にもこのブログで似たような話しを書いた記憶があるのですが、このような使い分けは外国人から見たらチンプンカンプンだと思います。
思えば幽かな記憶をたどってみると、たしか小学生の頃に学校の先生から「いいですか。【つづき】という言葉のように【つ】とその濁音(つまりZU)が続くときにはそのZUは【づ】と表記すること。」と習った覚えがあります。
ですから、「ひとりづつ」という場合は「づつ」と表記するわけです。
ですが、最近ではこの「ひとりづつ」と書くときは「ひとりずつ」と書くようになっているようです。
いつごろから変わったのか定かではありませんが。
もしかしたら、最初から僕が間違って覚えてしまったのかもしれません。
調べてみると、今は「づ」も「ず」も先ほど書いたように私たちはZUと発音していますが、元々はこの「づ」と「ず」は明らかに発音が違っていたようです。
つまり「づ」はDUと、「ず」はZUと発音していたようなのです。
これは「ぢ」と「じ」でも同じことが言えます。
「ぢ」なんて「はなぢ」の時くらいしかあまり使わないですよね。

< あ、これがあったわ!>
また、同じように、今は「お」も「を」も発音するときには「O」と発音していますが、古くは「お」は「O」ですが「を」は「WO」と発音していましたし、「い」と「ゐ」は「I」と「WI」、「え」と「ゑ」はそれぞれ「E」と「WE」と発音していたのです。
ご存知のように現在ではほとんど「ゐ」も「ゑ」もあまり使われなくてってきてますが・・・
ですから、作家の清水義範さんはテレビで間寛平さんが会話の中で「を」を正確に「WO」と発音したているのをたまたま見て感心したというか、今でも正確に「を」を発音できる日本人がいることに驚嘆したと著作の中で語っています。
(なんでも高知県人の中には「ゐ」「ゑ」「を」を今でも正確に発音できる人が多いんだそうです。ちなみに間寛平さんは高知県出身です)
また、「や」「ゆ」「よ」はそれぞれ「YA」「YU」「YO」と発音しますが、この発音の他に昔は「iya」「iyu」「iyo」という発音も別にあったそうです。
もうこうなると、現代の我々には理解不能となって来ますが、少なくとも「ず」と「づ」の使い分け一つをとってもちょっと戸惑うことがあるのではないでしょうか。
「日本語」にはまだまだ不可解なコトが多くあります。
おいおい書き綴ってみたいと思います。
(この場合も「書きつづる」ですね。)
(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』 at 23:50│Comments(0)
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