2013年03月10日

紙のサイズはなぜAとBの2サイズあるのか?

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。

今日のテーマは「紙のサイズはなぜAとBの2サイズあるのか?」です。

コピー用紙にAとBの2種類のサイズがありますよね。
普段何気なく使っていますが、そもそも何故2種類のサイズがあるのでしょうか?

これも以前から気になっていたことなんですが、特に理由を調べずにいました。

で、調べてみました。

調べてみたら、いろんなことがわかりました。
まず、紙のサイズには「紙加工仕上げ寸法」と「原紙の寸法」の2種類があるのです。
これはいずれも戦後にJIS規格として定められました。

コピー用紙などのAとBの違いは「紙加工仕上げ寸法」によるもので、正式にはA列とB列と言います。
A列は国際規格で、つまりは世界共通なわけですが、実はこれ、ドイツの工業規格をそのまま採用しているのです。
一方のB列は江戸時代の公用紙「美濃紙」を基にしています。
つまりこちらは日本独自のものなのです。

戦前までは官公庁なそではB判サイズが主流でしたが、戦後、国際交流が盛んになって来ると、国際規格のA判サイズが重宝されるようになり、1993年に行政文書の用紙すべてがA判サイズに統一されたのです。
ですから、今は行政文書やほとんどのビジネス文書ではA判サイズが用いられているです。

さて。
さらに詳しいサイズについてですが、A判、B判とも0サイズから10サイズまであります。
「A0」の半分が「A1」、「A1」の半分が「A2」、「A2」の半分が「A3」という具合に続きます。
これはB判サイズでも同じです。

紙のサイズはなぜAとBの2サイズあるのか?

A判サイズが用いられている主なものは、行政文書やビジjネス文書、月刊誌、書籍、文庫本などで、B判サイズが用いられている主なものは封筒や週刊誌、チラシなどの日常的なモノです。

このように国際規格のA判サイズと日本独自のB判サイズとを併用している国は世界的にも珍しいんだそうです。

世界基準に合わせる必要性は充分認識していますが、日本独特の寸法というのも大切にしたいものですね。


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Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』 at 13:19│Comments(0)sugar
 
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