2015年02月09日

おもしろい間取り 2

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。



今日は「おもしろい間取り」のパート2です。



先日、ちょっと変わった間取りや突飛すぎる間取りを取り上げてみましたが、今日はその第2弾です。



① 引きこもり専用です



一見すると何の変哲も無い家のように見えます。
強いて言えば、右下のWC(トイレ)がやけに細長いということと、細かい和室にやたらと区切られているということくらいでしょうか?
ま、全体でこのくらいの広さの割にトイレが2つもあるというのは変といえば変ですし、浴室がやけに細長いというのも引っかかりますが、ま、そこは多めに見るとして・・・。

しかし、決定的におかしいところがあるのです。
それはどこか?


それは・・・
窓が一つもないのです。
建築基準法の「採光」の規定を根本的に無視しています。
よく確認申請が通ったものですね。

性格が暗い人向きなのかな。
いえ、引きこもり専用なんでしょう。



② 首を長~~くして待ってるワ




なんと言っても、「何故、こういう形にしたのか?」の答えに苦しむ間取りです。
キャプションに「1K?」とありますが、確かに問いたくなる間取りですよね。

この広さなのに小便器用のトイレがあるのもリッチなんだかなんなんだか・・・・
それにL型キッチンはまだよしとしても、シンクが2つあるのも、便利なのかもしれませんが無駄のような気もします。


③ 几帳面なんです!




きっとこの建物のオーナーさんは几帳面な性格の方なのでしょう。
すべて同じ広さの小部屋がひたすら並んでいます。

しかし、トイレも浴室もキッチンも部屋も同じ広さというのは、秩序だっているように見えてかなりアナーキーであります。


④ あなたなら我慢できるでしょ?



こちらも一見すると、キッチンがやけに小さいものの、まぁ住めなくもないなぁ・・・と、つぶやきたくなりそうですが、ダメダメです。

トイレがありません。

催したら、近くの公園へレッツゴーしなくっちゃ!


⑤ だんだん良くなるの?



パッと見ると、部屋の中に段々が連なり、大きな階段があるかのように錯覚しますが、もちろんこれは階段ではなくって、壁なのです。

もっと、素直に部屋割りをすれば、数倍使いやすくなったであろうと思われますが、あえての雁行する壁なのであります。
設計者は素直な人ではないと断言します。





いかがでしたでしょうか?

今回もおもしろい間取りが集まりました。


住んでみたことのある方に感想を是非聞いてみたいものです。





(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』 at 20:48Comments(0)sugar