2015年02月07日

奥深い漢字の世界 2

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。



今日は「奥深い漢字の世界」についてです。



以前、「読みが異常に長い漢字」
というのを取り上げましたが、今回は「字画数の最も多い漢字」というのを取り上げたいと思います。

皆さんは日常的に使う漢字ではどの漢字が字画数が多いと思われているでしょうか?


私は2つ。

一つは「憂鬱」(ゆううつ)。


もう一つは「薔薇」(ばら)。


どちらも何度も書いて覚えた記憶があります。
が、あまり使わない字でもあるので、最近ちょっと記憶が怪しくなってきています(笑)


しかし、上には上があるものです。


本場中国ではこの漢字が「字画数の多い漢字 No.1」なのだそうです。




これで「ビィアン」と読むのだそうです。
字画数は堂々の56画。

しかし、普段日常的に使われることは希な字で、この字は麺類のひとつで「ビャンビャン麺」と呼ばれる麺を漢字で書く場合にのみ使われるようです。
名古屋のきしめんのような形状をしているが、それより遥かに太い麺で、日本でも探せば食べることができるらしいです。
しかし、すごい漢字ですよね。
何でもかんでも「しんにょう」の上に放り込んで、最後に「ウかんむり」で蓋をした感じがします。
そのまま、コンロにかければ、ヤミ鍋の出来上がり!って感じさえします。


では、日本の漢字ではどうなのでしょうか?
日本には「国字」と言って、中国から輸入された漢字の他にも、日本国内のみで使われる漢字があるのです。それを「国字」と言います。
例の「峠」(とうげ)とか「裃」(かみしも)などが有名ですね。

さて、その漢字とはこれです。




これで、何と読むのかと言いますと「たいと・だいと・おとど」と読みます。
ちなみに画数は84画。
本場中国の漢字を上回るのです。
同じ漢字を使うのですが、若干配列が違う字も確認されており、こちらも読みも画数も同じです。




この字も普段あまり使われることはなく(当たり前だよな!)、一部の方の苗字なのだそうです。
しかし実在したかどうかは謎の伝説の苗字だとも言われていますす。

ちなみに、ウィキペディア情報によれば、この上の字を店名に用いて「おとど」と読ませるラーメン店が2010年6月千葉県松戸市に出現したことによって、最近は事実上用例がなかったこの漢字の用例が実在していることがわかっています。その後このラーメン屋さんは東京都内にも支店を複数構えていて繁盛されているそうです。




いやはや、それにしても字画数がこれだけ多いとちょっと店名を書くのにも一苦労しそうですよねぇ。




(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』 at 10:41Comments(0)sugar