2015年02月27日

匠のお話

匠のお話


写真は一文字葺きの屋根です。

一文字葺きとは、何?と思われる方も多いでしょう。
実は、軒先を一文字軒瓦(いちもんじのきがわら)で葺いた、屋根のことなのです。

写真の瓦、下端が一文字に見えますよね。だから一文字葺き。

なんだ、語呂合わせか?と思った、そこのあなた!
簡単に見えるものほど、実は手の込んだ技術が入っている。良い実例なのですよ。

隣同士の瓦が重なっている部分をよく見てください。
瓦と瓦のぶつかる面を垂直にすり合わせる合端合せ(あいばあわせ)という技術を用いて、下端を一直線に施工するのです。
まさに、ここにこそ!高度な施工技術が必要なのです。ところが最近ではこの技術を持っている職人さんが少なくなったと聞きます。

伝統の技は、さりげなく身近なところで光っているのですが、気づかないまま見過ごしてしまう人の多いのが現実。

もしも家を建てる計画がございましたら、設備やデザインばかりでなく、ぜひ、職人さんの細かい技にも目を向けてみては如何でしょう?
ハウスメーカーやビルダー、工務店など様々な施工会社がありますが、それらの隠れた実力が垣間見れますよ。


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Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』 at 14:45│Comments(0)beans
 
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