2013年11月26日

間違えやすい日本語

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。


今日は「間違えやすい日本語」についてです。



普段何気なく使っている言葉にも意外と間違えて使っているものがあります。


 < 「単刀直入」が正しい >


私自身もその言葉を使うときに正しい使い方かなぁと一瞬躊躇する言葉として、「おざなり」と「なおざり」があります。

商売をおざなりにしたので店が傾いた。
商売をなおざりにしたので店が傾いた。

どちらが正しいと思いますか?

実は上の文は誤りで、下の文が正しいんだそうです。

「おざなり」はその場逃れの言動やいい加減なことを表していて、「なおざり」はおろそかにしたり放っておいたりすることを表します。
したがって、商売という言葉と結びつくのは「なおざり」となるわけです。
「おざなりな言い訳をする」などがおざなりの正しい使い方なんですって。



あと、これも一瞬あれ?どちらだっけ?と思うのが、「一姫二太郎」です。

うちは女の子1人、男の子2人の一姫二太郎です。
うちは最初の子が女の子、次が男の子の一姫二太郎です。

さて、どちらが正しいのでしょう?


「一姫二太郎」とは、最初が女の子で次に男の子が生まれるのが、育てやすくて理想的という意味の語なんですって。
ですから、一姫を女の子が1人、二太郎を男の子2人と勘違いする人がいますが、数を指しているのではないんですね。


他にもよく考えると重複語になっているんだけど、つい使ってしまう言い回しとして「あとで後悔する」があります。

今、頑張らないとあとで後悔する。
今、頑張らないと後悔する。

もうお分かりのように「後悔」の意味は、あと(後)になって悔やむことです。
だから、わざわざ「あと(後)で」とつける必要はないんですよね。
話し言葉ではよく「あとで後悔する」と言っちゃうことが多いんですが、意味の重複なので注意しなくちゃいけませんね。


「骨を骨折する」
「朝の朝礼」
「血が出血した」
「車に乗車する」

なんてのはさすがに使わないかもしれませんが、同じ重複語ですね。



長年使っている日本語ですが、なかなか難しいものです。
できるだけ正しい使い方をしないとな・・・と思うのでした。

外国人の方が日本語は難しい言葉だというのもわかりますよね。



(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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Posted by スタッフブログ『ひのき同好会』 at 14:30Comments(0)sugar