2015年06月03日

なぜ心地よいのか?

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。



今日は「なぜ心地よいのか?」についてです。




先日、「1/f ゆらぎ」の話しをしましたが、今日はその続きです。

「1/f ゆらぎ」は人間にとって心地よいという話しでしたが、では何故「1/f ゆらぎ」は人間にとって心地よいのでしょうか?

こういうことを熱心に研究している先生もいて、今までわからなかったことが次第に解明されていくわけなのですが、まさに科学の進歩を感じますよね。

さて、人間の体内にある「神経細胞」(覚えていますか?昔科学の授業で習った「ニューロン」のことです)は、電気信号を発することによって情報を伝達しているのですが、この電気信号を発するタイミング(間隔)が「1/f ゆらぎ」のリズムだというのです。

さらに、心臓の鼓動、つまり心拍のリズムや眼球の動き、はたまた脳内のアルファ波の周波数のゆらぎも皆、「1/f ゆらぎ」のリズムと一致するのだそうです。

つまりは、人間の生体リズムは、「1/f ゆらぎ」と同じで、というよりは人間自体がこのリズムに沿って生きているわけで、「1/f ゆらぎ」を心地よく感じるのはむしろ当然のことだったのです。

これらのことは東京工業大学名誉教授の武者利光さんらの研究で明らかになりました。

ただ、この「1/f ゆらぎ」は単に人間だけではなく、犬や猫、牛や馬などの動物にも同様にリラックス効果が認められることもあり、人間特有のものでは無いという見方も出て来ています。

まだまだ、この点については研究の余地がありそうです。

「1/f ゆらぎ」の磁場を作って、そこで細胞の培養をすると、その細胞はがんへの抵抗力が高い性質を持つこともロシアの科学者から報告されています。

つまり、単に「心地よい」だけではなく、将来のがん治療に役立つ効果があるやもしれないというのが、この「1/f ゆらぎ」なのです。


さらに実は天然木の木目にもこの「1/f ゆらぎ」効果があり、見た目に心地よく、強い光を乱反射させ、紫外線の反射率を抑える働きもあります。

また室内に反響する音をバランスよく吸収し、まろやかにする効果もあります。

まさに「木」は人間にとって自然と心地よい空間を与えてくれるのです。


< 木の家 が気になる方は画像をクリックしてください >

木の家というのは、そういう意味合いからも人にとって心地よい家であるわけです。

もともと人間も生き物。

無機質なコンクリートや鉄よりも木の方が相性がいいのは明らかなんですよね。





まだまだ、謎の多い「1/f ゆらぎ」。

これは是非、さらなる研究を進めて欲しいところですね。






(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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2015年06月01日

珍しいお酒

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。



今日は「珍しいお酒」についてです。


今日は、わからないままにしていたことを解明するというよりは、少し気になった戯言を書いてみたいと思います。




唐突ですが、皆さんはお酒は好きですか?
全く飲まないという方も、逆に毎晩晩酌をしているという方もいらっしゃるでしょう。

では、飲むという方にですが、どんな種類のお酒が好きですか?

お酒といっても種類は様々です。
ビール、ワイン、ウィスキー、焼酎、日本酒、カクテル・・・etc.

さらにこれらを詳しく見ていくと、それぞれまたいろんな種類に分かれますよね。
例えば、ワインなら赤ワイン、白ワイン、ロゼ・・・。
焼酎なら芋、米、麦、蕎麦、面白いものでは紫蘇(シソ)なんてのもあります。
カクテルに至っては、細かく見ていくと1冊の本が書けちゃうくらいです。

僕もご多分に漏れず、お酒は嫌いじゃなくてどんな種類のお酒でも喜んでいただきます。
つまりは、「好き」ということです(笑)。


そんな中、やはりマイブームというものがありまして、少し前は焼酎にハマっていたのですが、その後はスコッチに傾倒したりしていました。

で、最近は「やはり日本人の酒といえば、『日本酒』だろ!」ってことで、日本酒を飲む機会が以前と比べて増えました。


その日本酒の中で先日、仲良くしてもらっている焼き鳥屋さんの大将から薦められて、初めて飲んだのが、『北雪』というお酒。


  < 北 雪 純米大吟醸 >

このお酒は新潟県のお酒なんですが、実は新潟といっても佐渡ヶ島にある醸造元で作られたお酒なんです。

「へぇ~、佐渡ヶ島にも酒蔵があるんだー!知らなかったー!」というのがその時の感想でした。
とはいえ、実は佐渡ヶ島にも幾つか醸造元は存在します。
その中の一つというわけです。


僕自身、新潟のお酒の銘柄はいくつか飲んだことはあったのですが、佐渡ヶ島のお酒というのは初めてでした。


で、どうだったか?と言えば、飲み口が軽くて飲みやすい割りに、本体がしっかりしているというか決して弱々しいということはなくて、どっしりしているんです。
要するに、美味しかった! という話しデス。


なかなか手に入りにくいようですが、もしも飲み屋さんでこのお酒を見かけることがあったら、是非一度お試しください。




美味しいお酒と出会えることはなかなかに幸せなことですねぇ~。





(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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2015年05月26日

心地よくなりたい?

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。



今日は「心地よくなりたい?」についてです。



唐突ですが・・・クイズです。
小鳥のさえずり、星のまたたき、滝の音、名画の色彩の濃淡の変化、そよ風の音、心臓の鼓動、虫の鳴き声、小川のせせらぎ、やさしい雨音、ろうそくの炎、電車のゴトンゴトンという揺れ、モーツァルトの楽曲、波が打ち寄せる音に共通するコトってなんだかわかりますか?







「どれも気持いい!」とか「どれもなんだか眠くなりそう!」とお答えになった貴方!
「もう正解です!」と言いたいぐらいです。とっても惜しいんです。


正解は「1/f ゆらぎ」でした。
んんっ?「1/f ゆらぎ」ってなんだぁ? と思われた方も多いかもしれません。


実はずいぶん以前になりますが、「1/f ゆらぎ(エフ分の1 ゆらぎ)」という言葉が世間を賑わしていた時期があったんです。
もしかしたら、ご記憶の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「人の心を心地よくさせるリズムというものがどうやらあるらしい・・・」ということを研究された先生がいて、その法則性を見つけたのです。

それがこの「1/f ゆらぎ」というものなのだそうです。


「1/f 」の f は、「frequency」(フレキュエンシィー)の頭文字の f なのですが、これは「振動数」を意味する言葉です。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、例えるとテレビのザーッといういわゆる「砂の嵐」と言われるあのノイズ音と、メトロノームのカチッカチッという規則正しい音のちょうど中間にあたるリズムのことです。

これを少し専門的に言いますと、高周波数が少なく、低周波数が多いのが特徴で、不規則なようでいて不規則でなく、規則的なようでいて規則的でないというのが特徴です。

いわば、この不規則的な音と規則的な音が適度に混ざり合った「カオス(混沌)の中のコスモス(秩序)」とでもいうのが、ある種の調和をもたらしていると言われているのです。


余談ですが、あの悪名高きナチスドイツのヒットラーの演説が、この「1/f ゆらぎ」に極めて近いリズムであったことが知られています。
当時のドイツの国民の多くがヒットラーを支持したのは、もしかしたらこのことが理由ではなかったか? という議論があるくらいなのです。

つまり、この「1/f ゆらぎ」というのは私たち人間にとって安心感があり、気持ちが安らいで、誰からも愛される、スゴいパワーを秘めたある種の法則性だと言えます。



しかし、では何故この「1/f ゆらぎ」が私たち人間にとってそういう心地よさを与えるのか・・・?

実に気になるところです。

それはまた別のお話し・・・。





(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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2015年05月19日

容疑者と被疑者

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。



今日は「容疑者と被疑者」についてです。



唐突ですが、TVドラマでは主に刑事モノとか探偵モノを見るのが僕は好きなんです。
そういったドラマの中で犯人とおぼしき人をよく「容疑者」と言うことが多いのですが、近い言葉で「被疑者」というものがあります。
その犯人が逮捕されて裁判の段階の場面になると、今度は「被告人」と呼んでいます。

いったいどこがどう違うのか? ずっと疑問でしたが、そのままにしておいたのです。
でも、なんか気持ち悪いので、調べてみました。


まず、「容疑者」は、罪を犯したと疑われて取り調べを受けたりしているけれども、まだ裁判所に訴えられてはいない人のことを指すんだそうです。

次に「被疑者」ですが、これは一般的な言葉ではなく法律用語で、いわゆる「容疑者」のことを指します。
つまり「容疑者」=「被疑者」というわけです。


そして、「被告人」は刑事事件では裁判所に訴えられた容疑者(被疑者)のことで、まだ判決が出ていない段階の人のことです。
また、民事事件では、訴えられた側の当事者を「被告」といいます。
ですから、刑事事件では「被告」とは言わないんですよね。


  < 裁判所 >

ちなみに、「犯人」とは当たり前ですが、その罪を犯した人のことです。



似ているけれど、実は微妙に意味合いが異なる言葉って、まだまだあります。

またの機会に少しずつご紹介して行きますね。




(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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2015年05月10日

7と8

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。



今日は「7と8」についてです。






数字というものは、探求するといろいろと面白いことが発見できます。

今日は数字の中でも7と8に注目して見てみましょう。




<7という数字>

アメリカ人の心理学者のミラー氏によると、味・色・音については、人は感覚の差異を確実に一度で把握できるのは「7つ」までなのだそうです。
言い換えると、人は「7つ」を超える感覚刺激を一度に同時には区別することができないということです。

聴覚で言うと、音階は、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ と7つの音に分けています。
視覚では、「七色の虹」に代表されるように、人は自然と7つの色に分けています。
また、味覚においても「七味唐辛子」にみられるように、これもやはり7つです。

なるほど、確かにミラー先生の言っていることは正しそうですね。

7といえば、他にも「七不思議」とか「七福神」とか、なにかを集めた時によく使われていますよね。
これは「全部集めた」とか「最大限の」というニュアンスが込められているのだそうです。



<8という数字>

一方の8ですが、これは「八百万(やおよろず)の神々」、「八百屋」、「大江戸八百八町」などとよく言いますが、我が国では「限界を超えた」とか「数え切れないくらい多くの」という意味合いがあるのだそうです。

7と8、たった一つの違いなのに、面白いですね。

そういえば、某会社のパソコンを動かす基本ソフトも7と8ではまったく違いますよね。あ、これは別の話しか!(笑)




(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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2015年04月30日

奇跡の数字

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。



今日は「奇跡の数字」についてです。

数学の世界にはいろいろと面白い話しがあるのですが、以前から「奇跡の数字」というものがある、と噂では聞いていました。
しかし、具体的にそれがどういう数字なのかは知りませんでした。
ところが、最近ふとしたことからその「奇跡の数字」を知ることができました。
今日はそれを教えちゃいます!
話しの種に知っておくとよいかも・・・


その数字とは・・・ ズバリ 「142 857」デス!




この「142 857」を、1から順に掛け算をしてみます。

142 857 ×1 = 142 857
142 857 ×2 = 285 714
142 857 ×3 = 428 571
142 857 ×4 = 571 428
142 857 ×5 = 714 285
142 857 ×6 = 857 142


お分かりのように、各数字が入れ替わっているだけという神秘!
なんでだろー?なんでだろー? (古っ)



さらに、これ以外にもこんなことが・・・・

142 857 を7倍すると
142 857 ×7 = 999 999


分解して、142 に 857 を足すと
142 + 857 = 999


さらにもっと細かく分解してそれぞれを足してみると
14 + 28 + 57 = 99

ネ! すごいでしょ!




これだけでもビックリですが、これだけではないのです。

なんと 142 857の二乗は

20.408,122,449
・・・となるのですが、これを以下のように分解して、足し合わせると

20408+122449 = 142 857

ホラ! 元の数字に戻っちゃうんです!



もう、ここまで来ると、やはり「奇跡の数字」と言われてるのもうなずけますよね。

う~ん、数学って面白い。




(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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2015年04月25日

浦島太郎って・・・?

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。


今日は「浦島太郎」についてです。

最近、桃太郎と金太郎と浦島太郎に扮した俳優さんがコミカルな会話をしている某電話会社のCMが人気があるようですね。
その中の「浦島太郎」にスポットを当ててみたいと思います。




浦島太郎といえば、日本人なら知らない人はいないくらい有名なおとぎ話しの主人公ですよね。
いじめられていた亀を助けると、その亀が竜宮城に連れて行ってくれてしばらくそこで楽しく暮らしたけど、ふと故郷に戻って乙姫様にもらったお土産の玉手箱を開けると中から白い煙が出て、アッという間におじいさんになってしまったという・・・あの浦島太郎です。


さて、その浦島太郎ですが、この人物が実は実在の人物で日本の古代史(それも日本という国の礎となるヤマト建国)と大いに関係があるのだと言われているのをご存知ですか?
単なるおとぎ話の登場人物ではないと。

例えば、日本書紀は彼を実在の人物と言い切っており、さらにここで書くのには紙面が足りないので、「別巻を用意して、そちらで詳しく述べておいた」と書いています。
また、地元の風土記などその他の古代文書の多くが、浦島太郎のことは書かずにはいられないと言った風に彼に関する記述が非常に多いのです。


歴史を辿っていくと、様々な人物が登場し、それらがまた織物を織るが如く、複雑に絡み合って来るので、短い文章でお伝えするのは難しいと思いますが、頑張って要点をお話します。
では、浦島太郎について箇条書きにしてみます。

箇条書きにしてしまうと味気も何も無くなってしまいそうですが・・・

① 浦島伝説は上記のようにいろいろな書物に出てきますが、最も興味深く思われるのは、「万葉集」に出てくる浦島伝説であるということ。

② その内容は「丹後風土記」とほぼ同じだが、唯一違うのは浦島太郎の出身地が「墨吉(すみのえ)」であることで、ここは現在の大阪市住吉区だということ。

③ 「墨吉」はその昔は水上交通の要衝地であり、海の神様として「住吉大神」が船の安全を見守っていた。(浦島太郎も住吉大神も「水」が関連してます)

④ この「住吉大神」と「浦島太郎」にはこの「水」以外にも共通点が妙に多いということ。

⑤ 「住吉大神」は、別名「塩土老翁(しおつちのおじ)」と呼ばれ、つまり老人だったわけだが、「浦島太郎」も玉手箱を開けた後、白髪の老人になったという点。

⑥ 「住吉大神」は「住吉三神」とも呼ばれますが、これは「底筒男命(そこつつのおのみこと)」、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)」の総称です。
   また、「浦島太郎」は別名「筒川の人」と呼ばれていましたが、この「ツツ」は「住吉大神」のそれぞれの3神の名前の「ツツ」や「塩土老翁」の「ツツ(チ)」に通じること。

⑦ この「塩土老翁」は・・・と言えば、神武天皇が東方面の国に攻めて行った時(神武東征)の折りに神武天皇に「東の方角に都にふさわしい土地がある」ことを教えた道先案内人として「古事記」にも出て来る人物であること。

⑧ 一方、「浦島太郎」と思われる人物が神武をヤマトに誘ったという記事が、同じ「古事記」に出て来るということ。

⑨ また海幸山幸の神話の中で兄にいじめられて浜辺をさまよっている山幸彦に声を掛けて励まし、山幸彦を「水が入らないように固く編んだ籠」に乗せたのも「塩土老翁」だったという点。

⑩ この海幸彦のエピソードはまさに浦島太郎伝説の言わば「皇室版」で、主役を案内する役として補佐あるいはもっと言えば先導しているのが「塩土老翁」であるという点。

以上のことから、「浦島太郎」=「塩土老翁」と考えるのは至極自然なことであるのです。


  < 塩土神 とも言われる塩土老翁 >

そして、この浦島太郎(塩土老翁)は、近いうちにお話しするもう一人の主役(ヒロイン)ある「神宮皇后(じんぐうこうごう)」となにやら深い関わりがあると思われるのです。
そして、この二人(浦島太郎と神功皇后)が、ヤマト建国に大いに関わりがあると最近の研究で言われているのです。

ちなみに歴代天皇を含めて、その名に「神」という字が付いている皇族はごくわずかです。
神武、崇神、応神と応神の母である神功皇后の四人だけなのです。
しかもまた詳しくは別の機会に譲りますが、初代の神武と十代の崇神と十五代の応神は同一人物である可能性が高いのです。

となると、残りの一人の、しかも天皇でもないのに「神」の名を持った、この「神功皇后」という方が如何に昔の日本において重要人物であったかがわかります。


ということで、この「神功皇后」と「浦島太郎」の関係については、また別のお話し・・・






(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
  

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2015年04月20日

電話の#って?

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。



今日は「電話の#って?」についてです。


唐突ですが、皆さんは電話の数字キーの右下にある「#」をなんて呼んでいますか?


ほとんどの方は「シャープ」と答えるのではないでしょうか。
実は僕もそう思っていたのです。


ところが、友人が言うのです。「それは誤りだ。あれはシャープではない。でも、今教えると君のためにならない。自分でググってみなよ!」と。


で、調べましたよ。

結論から言いますと、確かにアレは「シャープ」ではありませんでした。
あの記号の正体は・・・・ 「井桁(いげた)」なのです。



実は「シャープ」という記号は「♯」であって、見ての通り「#」(いげた)とは傾きの向きが逆なのです。


でもほら、留守番電話の応答メッセージで「録音が終わりましたら、シャープを押してください。」って言うじゃないですか!
あれがそもそも間違いなんです。
だから我々はいつの間にかまちがった情報を頭の中に刷り込まれちゃっていたわけなんですね。


 < 確かに似ているけど、違う! >

なんだか「井桁(いげた)」と聞くと、ずいぶん和風な感じがしますよね。
じゃぁ、海外ではあの記号をなんと呼んでいるか気になりまして、さらに調べてみましたら、一般的には「スクエア」と呼んでいるようです。
他にも「ハッシュ」「パウンド」「ナンバーサイン」という呼び方があるようです。
そういえば、twitter をやったことがある方はご存知でしょうが、話題のキーワードを束ねておく手法として「ハッシュタグ」というのがありますが、あれは頭にこの「#」(いげた)をつけますよね。



あっと、先ほどこの「#」と「♯」は#」は傾きが逆だと書きましたが、厳密に言いますと、電話で使われている記号は縦線が斜めの「#」(いげた)で、音楽の「♯」(シャープ)は横線が斜めなんです。


少しややこしいけれど、要するに似ているけど異なる記号だったということです。



普段当たり前だと思っていたことの中にも、真実と違うことってあるもんなんですねぇ。





(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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2015年04月19日

ハインリッヒの法則

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。


今日は「ハインリッヒの法則」についてです。
別称として「1:29:300の法則」とも言われています。


皆さんは、10年前の2005年4月25日に起こったJR福知山線の脱線事故をご記憶でしょうか?

この事故では、107名もの死者が出ました。
これは、1951年4月に起こった旧国鉄の京浜東北線の桜木町の列車火災事故と同じ死者数で、戦後の列車事故としては史上4番目の大惨事でした。

事故の調査を進めていくと、原因はスピードの出し過ぎだということがわかりましたが、その背景にはほんのわずかな遅れも許されないという過密スケジュールや少しでも電車を遅らせると厳しく叱責される風土があったことが指摘されています。

でも、運転している運転士さんは我々と同じ人間です。
報告によると、この福知山線においても、事故の前に決まった停止線に止まれずに少しオーバーランしてしまったという経験はベテランの運転士さんを含めて、300件ほどあったのだそうです。
ただ、その一つ一つはほんのわずかなオーバーランだったため、乗降客には気づかれず、ミスとして報告されることもないのだとか。

しかし、です。
こうした小さなミスの積み重ねが、やがて重大事故を引き起こすことになるという恐ろしい法則があるのです。
「ハインリッヒの法則」というのですが、どこかで聞いたことがあるかもしれません。


これは、アメリカの損害保険会社で技術・調査部の副部長として活躍したハーバート・ウィリアム・ハインリッヒさんが発見した法則なので、このように呼ばれているのですが、彼は、医療現場や交通機関での事故を長年に渡って調査研究の結果、重大事故が1件起こった時には、その前に300件の小さなミスが起きているということを突き止めました。

小さなミスとは「もう少しで大きなミスになるところだった」とか「危うくクレームになるところだった」といった程度のもので、当人が「ヒヤリ」としたり「ハッ!」としたりするところから「ヒヤリ・ハット」とも呼ばれています。

この段階で、注意を喚起することが肝要で、そうすれば大事故の防止につながるとハインリッヒは説いています。

前述の福知山線の脱線事故を「ハインリッヒの法則」に当てはめて考えますと、その前にあったほんのわずかなオーバーランがヒヤリ・ハットに当たり、これらに適切な対処をしておけばあの大事故には至らなかったということになります。


実は、この「ハインリッヒの法則」には300という数字の他にもう一つ鍵を握る数字があります。
その数字とは「29」。

29件の小さな事故が起きると、次には重大事故が起こる可能性が飛躍的に高まるというのです。
つまり、1件の重大事故の影には、29件の小さな事故があり、さらにその前には300件の異常が隠れているのだそうです。

これはハインリッヒがいた当時に彼自身が集積したデータに基づく数字なので、現在では多少この数字にも変化があるかもしれませんが、かなりこの法則には信憑性があるのだと言います。

この「ハインリッヒの法則」は別称「1:29:300の法則」とも呼ばれていますが、知っていて損はないと思います。




これを知っていれば、自分自身のこころの戒めにもなりますでしょうし、なによりそれによって事故やトラブルが避けられるのであれば、それに越したことはありませんからね。

要するに、小さなミスがあったら、謙虚に認めて、改める姿勢が大切だということですね。



(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)

  

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2015年04月15日

フィボナッチ数列

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。



今日は「フィボナッチ数列」についてです。


皆さんは「フィボナッチ数列」という言葉をご存じでしょうか?
これはイタリアの数学者「フィボナッチ」が発見した数列で、数学の世界ではかなりポピュラーな数列の一つです。
フィボナッチが、うさぎの繁殖の様子を数学的に表そうとしている過程で発見したもので、具体的に言いますと「1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144、233・・・」と続きます。


 < フィボナッチ数列 >

この数列はある一定の法則で数が並んでいるのですが、どのような法則で並んでいるのか、お気づきでしょうか?

答えは実に明快で、どれもその前の数を足した数なのです。

例を挙げると、3番目の数字は2ですが、これはその前の1ともう一つ前の1の和、つまり「1+1=2」ですし、4番目の数字の3はその前の2ともう一つ前の1を足したもの、つまり「2+1=3」というわけです。
ですから、このようにしていけば「144」の次に来る数字は「144+89=233」とすぐに求められます。

この「フィボナッチ数列」ですが、この数列は非常に不思議な数列として知られているのです。
と言いますのも、不思議なことに世界中のさまざまな植物をこの数列は支配しているからです。

具体的に例を挙げてみますと、パイナップルの実の表面はトゲトゲしたトゲのようなもので覆われていますが、よく見ると実の表面にダイアモンド状の模様があるのがわかります。
このダイアモンド状の模様をよく観察してみますと、どれも渦巻き状になっていますが、左巻きと右巻きがあるのです。
そして、左巻きの場合はその渦巻きの筋が8本、右巻きの場合は13本になっているのに気づくはずです。
この「8」と「13」はどちらも「フィボナッチ数列」の中に登場する数字です。

また、松ぼっくりの鱗片(かさ)の数は、右または左のどちらか一方に、やはり渦巻き状に並んでいるのですがこれが5本の筋になっており、その反対は8本の筋になっているのです。
これも、どちらも「フィボナッチ数列」の中に出て来る数字です。


 < 松ぼっくり >

さらに、ひまわりの種も渦巻き状に並んでいますが、これは左巻きに34本、右巻きに55本になっているのです。
繰り返しますが、このどちらの数字も「フィボナッチ数列」の中にある数字です。

もう一つ例を挙げると、ヒナギクの花は右巻きに数えると小さな花が21本並んでおり、左巻きに数えると34本並んでいます。
この「21」と「34」も「フィボナッチ数列」の数字です。


実に面白い現象ですが、どうして「フィボナッチ数列」が植物の世界に蔓延しているのでしょうか?
実は、先に挙げた例には共通点があり、それはどれも「渦巻き状」に並んでいるという点です。

渦巻き状の場合、それぞれの筋に隙間ができない配列の時に、最も強度が高まるのです。
その組み合わせのパターンが、「フィボナッチ数列」の数であると言われているのです。


しかし、何故、パイナップルは8と13が、まつぼっくりの場合は5と8が、ひまわりの種は34と51が、ヒナギクの時には21と34なのか・・・は依然として謎なのだそうです。

この法則を見つけたフィボナッチさんもすごいですが、このような数字の謎を生み出している「自然」というものは、つくづく人知を超えた存在なのだなぁと思い知らされるのです。




(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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