2015年05月26日

心地よくなりたい?

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。



今日は「心地よくなりたい?」についてです。



唐突ですが・・・クイズです。
小鳥のさえずり、星のまたたき、滝の音、名画の色彩の濃淡の変化、そよ風の音、心臓の鼓動、虫の鳴き声、小川のせせらぎ、やさしい雨音、ろうそくの炎、電車のゴトンゴトンという揺れ、モーツァルトの楽曲、波が打ち寄せる音に共通するコトってなんだかわかりますか?

心地よくなりたい?





「どれも気持いい!」とか「どれもなんだか眠くなりそう!」とお答えになった貴方!
「もう正解です!」と言いたいぐらいです。とっても惜しいんです。


正解は「1/f ゆらぎ」でした。
んんっ?「1/f ゆらぎ」ってなんだぁ? と思われた方も多いかもしれません。


実はずいぶん以前になりますが、「1/f ゆらぎ(エフ分の1 ゆらぎ)」という言葉が世間を賑わしていた時期があったんです。
もしかしたら、ご記憶の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「人の心を心地よくさせるリズムというものがどうやらあるらしい・・・」ということを研究された先生がいて、その法則性を見つけたのです。

それがこの「1/f ゆらぎ」というものなのだそうです。


「1/f 」の f は、「frequency」(フレキュエンシィー)の頭文字の f なのですが、これは「振動数」を意味する言葉です。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、例えるとテレビのザーッといういわゆる「砂の嵐」と言われるあのノイズ音と、メトロノームのカチッカチッという規則正しい音のちょうど中間にあたるリズムのことです。

これを少し専門的に言いますと、高周波数が少なく、低周波数が多いのが特徴で、不規則なようでいて不規則でなく、規則的なようでいて規則的でないというのが特徴です。

いわば、この不規則的な音と規則的な音が適度に混ざり合った「カオス(混沌)の中のコスモス(秩序)」とでもいうのが、ある種の調和をもたらしていると言われているのです。


余談ですが、あの悪名高きナチスドイツのヒットラーの演説が、この「1/f ゆらぎ」に極めて近いリズムであったことが知られています。
当時のドイツの国民の多くがヒットラーを支持したのは、もしかしたらこのことが理由ではなかったか? という議論があるくらいなのです。

つまり、この「1/f ゆらぎ」というのは私たち人間にとって安心感があり、気持ちが安らいで、誰からも愛される、スゴいパワーを秘めたある種の法則性だと言えます。



しかし、では何故この「1/f ゆらぎ」が私たち人間にとってそういう心地よさを与えるのか・・・?

実に気になるところです。

それはまた別のお話し・・・。





(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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