2012年12月22日

トンネルの照明はなぜ2色あるのか?

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。

今日のテーマは「トンネルの照明はなぜ2色あるのか?」です。

トンネルの照明はなぜ2色あるのか?


トンネルの照明といえば上の写真のようにオレンジ色が定番ですが、最近は白い照明もよく見かけるようになりました。

なぜ、トンネルの照明の色は2種類あるんでしょう?

これも以前から不思議に思っていました。

で、調べてみました。

オレンジ色の照明は「低圧ナトリウム灯」といい、排気ガスの中でも光が遠くまで届きやすいんだそうです。
しかも、低コスト。で、採用されているわけです。

白い光は排気ガスに乱反射しやすく、トンネル内では視界が曇って見えにくくなるんです。

ところが。
なにごとも一長一短でいいことばかりではありません。
「低圧ナトリウム灯」には、路面の白いセンターラインが追い越し禁止を意味するオレンジ色に見えてしまうという欠点があります。

10年ほど前に明るくて安価な蛍光灯が開発されたので、交通量が少なかったり換気設備が整ったトンネルに限って蛍光灯に交換が進んでいるのです。
この白い照明はトンネル内が自然な色に見えて乱反射も少ない新型の蛍光灯です。

トンネルの照明はなぜ2色あるのか?

白い光でも光量が強ければ乱反射しにくいそうですが、排気ガスが多いトンネルではなかなか使えません。
だから、状況に応じて使い分けているそうです。

従来は高速道路のトンネル照明はすべてオレンジ色の「低圧ナトリウム灯」でしたが、1998年から2005年4月までに全国の15%のトンネルで蛍光灯にしました。
高速道路のトンネルは排気設備が整っているので白い光の蛍光灯の方が利点が多いからです。

もっとも、最近では極端にコストの安い「LED照明」が開発されて来ましたので、少しずつこの「LED照明」に様変わりしていくことでしょう。

しかし、LED照明はイニシャルコストは高いのでなかなか交換も進んでいないようですね。






(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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