2015年02月19日

かきとこけら

こんにちは。菊池建設の sugar です。

日頃から気になっていたことや、わからないままにしていたことを解明するシリーズ(?)である「日常の世迷言」ですが、今日も以前から気になっていたことについて、お話しします。



今日は「かきとこけら」についてです。



最近知って、ちょっとショックだったことがあるので、書きたいと思います。

皆さんは新しい劇場が完成して(あるいは改築して)、初めての興行を行なったり、開場の行事が行われることを「こけら落とし」ということはご存知だと思います。

で、これを漢字で書くと「柿落とし」と書く事も知ってるよ、という方がほとんどだと思います。

私はこの「こけら」という漢字はつい最近まで、秋の風物詩でもある果物の「柿(かき)」だとばかり思っていました。
「柿」という字は「こけら」とも読むのだな、と思い込んでいたのです。

ところが、これ違うんです。


「かき」と「こけら」という漢字をExcelで、フォントタイプをMS明朝、フォントサイズを120で表示してみますと・・・

かきとこけら


あまり違わないというか、全く一緒の字に見えますが、これを違うフォントで表してみますと・・・

かきとこけら


「ほらねっ!違うでしょ!」


というわけで、酷似していますがまったく異なる字だったのです。
具体的には、「かき」は旁(つくり)が、「市=なべぶた+巾」、「こけら」は旁の縦棒が突き抜けて1本というわけです。


ちなみに「こけら」とは、材木を削った時に出る切り屑のことです。
新築や改装の工事の最後に、屋根などの「こけら」を払い落としたことから、完成後の初めての興行を「こけら落とし」と言うようになったそうです。


この「こけら」の漢字はご存知の方にとっては、「何を今更」という話しでしょうが、私にとってはお恥ずかしい話しですが、「目からウロコ」の発見でした。


いやぁ~、漢字って、奥が深いですねぇ。





(以上、 sugar こと 相川正也 でした。)
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